焼いてるふたり / ハナツカシオリ 1巻 感想

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エンジニアの福山健太は結婚をしたいが出会いがなく、同僚の薦めでマッチングアプリを始めてみることに。
何度か女性とやりとりをするも会うことも出来ずに失敗を重ねるが、ようやく会うことの出来た、山口千尋と食事へ行くことに。

二人はお互い、少しずつ惹かれあい食事を重ねるが、ある時健太に浜松へ転勤の辞令が下される。東京から離れれば、千尋とも離ればなれになってしまう。その点だけが心残りだった。

健太は転勤の事実を千尋に伝える。すると千尋から思いも寄らない答えが。それは、結婚の提案だった。千尋もまた、健太と離ればなれにはなりたくなかった。

そうして転勤をした健太。毎週末だけ二人は会う約束をし、千尋は浜松に訪れる。
火を見るのが好きという健太は、家の外でバーベキューを始める。焼いたお肉を食べること、外でビールを飲むこと、ほんの少しの幸せを好きな人と共有できることが、とても楽しい。

こうして、週末だけ出会う新婚生活が始まった。

【感想】

甘い新婚生活を食事の描写を通して描いていくスローライフもの。1話にしてトントン拍子で話は進み、結婚の話も全くコマを割かないので少し無理めな流れのような気もしますが、この際は良しとして。

これまで良い縁もなく、かといって不信に陥っているわけでもなく、良い意味で穏やかな性格の主人公、健太。火を見るのが好き、というのはヤバそうな感じもしますが、少し気持ちは分かります。そこから、焼き肉やらの鉄板等で焼く料理好きに派生して行きます。

 

焼いてるふたり 1巻

お相手の千尋はクールで近寄りがたいと思われがちな寡黙な女性。でも実際はお茶目なところもあり料理が苦手というのもギャップ。
キャラのイメージとは対照的に、意外と作中ではいろんな表情をしていてかわいい。

 

焼いてるふたり 1巻

 

焼いてるふたり 1巻

 

焼いてるふたり 1巻

新婚生活を描く作品ですが、実際のところ料理シーンが作品の核を担っていて、料理を通じて二人が仲良くなる過程が描かれています。と言ってもあくまで料理をきっかけに話が進むだけで、料理の説明などはくどくなくあっさりしているので、その点は読みやすくて有り難い。

 

焼いてるふたり 1巻

週末だけ東京に会いに行く妻、という設定も活きていて1巻では普通の新婚話とは少し違った趣があり、二人の初々しさやかわいらしさが倍増している気がします。
後半ではちゃんと進展を見せますが、確かにマンネリになりそうなのでこれはこれで。

毒が全くないほのぼのした雰囲気で、料理も美味しそうなのでお疲れの方には沁みるかもしれません。話の起伏を求める作品ではないですが、ただかわいらしいやりとりを眺めるのも良いものです。

 

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