マッシュル-MASHLE- / 甲本一 1巻 感想

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おじいさんと二人暮らしの男の子、マッシュは森で筋トレ中。
街へ出ることを禁止されていたが、大好きなシュークリームを買いに、勝手に出てしまう。

この国では魔法を使えない人間は排除の対象となっており、主人公のマッシュは魔法が使えない。
魔法を使える人間には顔に痣があり、マッシュにはない。顔を隠して買い物をするがあっさり見つかってしまう。

魔法を使えない人間が居ることに気づいた魔法警察は、マッシュが帰る前に家に押し掛けてくる。マッシュを出すようおじいさんを脅すが、それには応じず、おじいさんが危険な状態に。
すると、帰ってきたマッシュはこともあろうか見張りの警察をボコってしまう。

おじいさんを脅す警察に対しても圧倒的なパワー(筋力)で魔法を弾き、力の差を見せつけ、戦意喪失させてしまう。

魔法が使えない人間は警察から追われ続ける人生になると告げられたマッシュ。解決方法はただ一つ、魔法学校に入学し、トップに与えられる「神覚者」になること。

魔法が使えないマッシュが、筋力だけで魔法学校を攻略していく。

【感想】

圧倒的な筋力のみでのし上がっていく最強主人公の漫画。

マッシュは出生に闇があり捨てられていたところをおじいさんに助けられています。これまでおじいさんに守られてきたマッシュは、おじいさんには迷惑はかけられないと魔法学校入学を決意します。
この後は順風満帆なサクセスストーリーになりそうですがまだまだ強い敵は出てくるのでしょう。
それでも1巻では負けることなど微塵も思わせない最強っぷり。

正当派バトルものというよりは、コメディチックな魔法学校物のパロディ。
ギャグテイストが強く、セリフも漫画的というよりはリアルな会話のようで、少し引っかかるところはあります。
ただそういうノリが受ければハマるのでは。

良くも悪くも画面がすっきりしていて読みやすいので、少年ジャンプとしては向いているような気も。

魔法学校では敵対してくる教頭や生徒がいますが、ことごとく倒し、最終的に校長にまで話が回りますが、この校長は話の分かる人。そのため、マッシュはある程度の無茶が可能です。

マッシュの優しい性格と淡泊なノリがキャラとしては面白くて、周りに集まる友達も変なノリばかり。
何を見せられてるのかたまによくわからなくなりますが、これも一つの魅力かもしれません。

マッシュの戦い方ではいつか限界がくると思いますが、筋力とアイデアだけでどこまで行けるのか、1巻のノリで最後まで行ってしまうのか…ある意味気になるところではあります。

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