鬼滅の刃 / 吾峠呼世晴 18巻 感想 【ネタバレあり】

鬼滅の刃 / 吾峠呼世晴 18巻 感想 【ネタバレあり】

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4.0

炭治郎は父が教えてくれた「透き通る世界」を見る。研ぎ澄まされた思考は炭治郎の闘気を消し、猗窩座は炭治郎を探知できなくなっていた。

炭治郎は、探知できていない猗窩座に斬りかかる宣言をする。瞬時に反応する猗窩座だが、闘気がない炭治郎に戸惑いを隠せない。その瞬間、炭治郎はヒノカミ神楽により猗窩座の首を一閃した。

首を落としても、なお動き続ける猗窩座の胴体。既に力を出し尽くした炭治郎は動けない。炭治郎を守ろうとする冨岡。猗窩座は、首の無いまま戦いを続けようとするが、心の中で声がする。

猗窩座の人間だった頃の記憶。体の弱い父親のために、金を稼ぐため悪事を働いていた猗窩座。悪事を見かね自ら命を絶った父親を見て、猗窩座はやりきれない気持ちを暴力に変える。

そんな時出会ったのが、武術の師範。そして、その娘の恋雪だった。体の弱い恋雪を看病しながら、道場で稽古を積む猗窩座。恋雪から見初められ、将来を見る猗窩座だったが、悲劇は起きた。何者かが井戸に毒を仕込み、師範と恋雪は殺されてしまった。

隣接する道場の人間からの嫌がらせだった。猗窩座は、我を忘れその道場の人間を皆殺しにする。そして、途方に暮れた猗窩座の前に無惨は現れ、猗窩座を鬼にした。

弱い奴が嫌い。弱い奴は正々堂々戦わず卑怯な手で人を殺す。弱い奴は、辛抱が足りない。守るはずの拳で、人を殺す。弱い奴を嫌悪していた猗窩座は、本当に弱い奴が誰だったかを知る。最期に、炭治郎にほほえみ、猗窩座は自らの拳を自らに打ち込み、その命を散らせた。

上弦の弐、童磨と対峙するのはカナヲ。しのぶを殺された憎しみは力に変わり、カナヲの力を押し上げる。しのぶを越えるほどの剣技で童磨と渡り合うが、刀を奪われピンチに。そこへ天井からやってきたのは伊之助だった。

伊之助vs童磨。
伊之助の被り物を奪った童磨は、伊之助の顔を知っていると話す。昔、伊之助の母親は宗教の教祖である童磨の近くにいた。ある日、信者を食っている童磨を目撃し、童磨に殺されてしまう。その時抱いていた赤子が、伊之助。母親は崖上で殺される間際、伊之助を崖下へ落とし未来を運に任せた。

伊之助は生きている。イノシシに育てられて。過去を知った伊之助。目の前にいる敵は、母の仇。燃え上がる気持ちを刀に込めて童磨と対峙する。

【感想】

猗窩座との戦いクライマックス。透き通る世界とはなんぞや…と思いますが父からの教えということで。お父さんの戦闘力的なものは今まで言及されていなかった気がしますが、炭治郎に自覚がなかっただけ、ということでしょうか。ただの炭焼きの一家と言ってましたし。ただの炭焼きが熊を目にも留まらぬ早さで二度斬りし首を落とせるかって話ですが…。

取って付けたような理由ですが、勢いとセリフの妙で読ませる作りにはなっています。根拠はなくても、それっぽくなる。でもこの「それっぽくする」ことこそ、実は上級テクなんじゃないかと最近思います。年を食うと何かと理屈を求めがちですが、勢いも良いじゃないかと。楽しんだ者勝ちの世界、魅せる技が鬼滅にはしっかりあるからこそ、これだけの人気があるのかなと思います。

そして、猗窩座の過去やりましたね。まさか自死するとは思いませんでしたが…。本人はすっきりと終われたようで、あとは地獄で償って欲しい。
炭治郎は猗窩座の過去には触れられませんでしたね。急に自殺されて、何がなにやらという感じ。それはそうです。
同情させる鬼の過去。今回も不幸話。恋雪の、猗窩座を包み込む描写は温かく胸が熱くなります。猗窩座は極端すぎる不器用で、暴力が身近すぎた。自分のせっかく持った力を、正しく使えなかった後悔。まあ…大切な人を殺されて、そのために振る拳が正しいか正しくないか、それは分かりません。でも結果、恋雪は殺されているのだから、その拳をどこに向けるか、周りは何も言えない。言う権利もない。ただ、実際に起きた惨状はあまりにインパクトが強すぎて、これは強く生まれすぎた猗窩座の不幸なのかなと。炭治郎は知る由もありませんが、猗窩座というキャラの補完は十分成されていました。

そして、カナヲvs童磨。伊之助も追加。と思ったらメインは伊之助ですね。伊之助の過去、というより母親の話。こんなところで突っ込んでくるとは。敵討ちばっかりですね。死にすぎてる。

煉獄の死以降、一つのポイントだった猗窩座との再戦。しっかり走馬灯もやってくれたので良かったです。
炭治郎はもう限界超えた気もしますが、無惨の行方や珠世の安否なども気になるところ。あ、その前に伊之助ですね。上弦の弐は少し重荷な気もしますが…まだ助っ人くるのかな。

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