呪術廻戦 / 芥見下々 6巻 感想 【ネタバレあり

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加茂vs伏黒。互角の戦闘の最中、木の化け物が出現、戦闘中の狗巻も一緒だった。

敵の呪詛師が帳を下ろす。異変に気付いた五条達は現場へ向かうがらその帳は五条のみを侵入させない特殊な帳だった。歌姫と楽巌寺は帳内へ、生徒を助けに向かう。

花御は伏黒達の前に姿を現す。加茂、狗巻、伏黒の三人で相対するも特級呪霊である花御の方が完全に格上。狗巻は喉をやられピンチを迎えるが、助けに入った真希が戦闘に加わる。特級呪具を扱い少しずつ押しつつも、やはり花御の方が上手。ここまでかと思われたその時、東堂と虎杖が駆けつけた。

東堂から「黒閃」を教わった虎杖。黒閃とは、打撃と呪力がほぼ同時に衝突した際に起きる空間の歪みにより、通常の打撃よりも遙かに強い衝撃を放つ技。見事、黒閃を打ち花御に一撃を与えた虎杖。花御は本気を出し始める。

木を使った花御の攻撃を分析する東堂。ここにきて、東堂は自らの術式「不義遊戯」を発動させる。対象と対象の位置を入れ替える術式で、花御を翻弄。虎杖とのコンビネーションにより、花御を追いつめる。

窮地の花御が領域展開をしようとしたその時、帳が晴れた。空には五条の姿が。五条は帳を下ろした呪詛師を仕留め、花御へも超強力な術式を見舞う。その威力はあまりに規格外。呪霊襲撃事件は五条の活躍により一旦収束した。

感想

交流会の最中の呪霊襲撃事件。大抵こういうイベントは滞りなく進むことがないです。
今回は初登場の呪詛師もいて、敵側の襲撃理由等もよく分からず。虎杖狙いはあるのでしょうが、いまいち実態が掴めません。わかっていることは、とにかく五条を危険視しているということ。五条の強さがあまりに規格外で、せっかく帳を張ったのに破られるという。敵さんもそんなまさかな展開。笑

ここまで味方キャラにチートがいるという設定は面白いというか、心強いというか。あまり見ないですよね。敵側がこんなにも対策を練ってくることなんてありますかね。この五条の圧倒的な強さはこの作品の一つの魅力。単純に格好いいですし、お茶目でカリスマ性が高い。ビジュアルも独特で何拍子も揃いまくってるとても良いキャラです、五条悟。名前も良い。

また、今回の見所は東堂と虎杖ですね。いつの間にか師弟関係になってしまって、何だか変な関係に。ただ虎杖が強くなったのは本当で、黒閃という呪力を使った攻撃を成功させます。打撃メインの虎杖にとっては一番しっくりくる攻撃なのでは。地の力が強い虎杖だからこその技と言いますか、東堂も良いアドバイスをするものです。

この巻はずっと戦闘でした。前の巻はキャラプロフィール的な面が強かったのですが、この巻ではひたすら戦い。
東堂の術式が見られたのは良かったです。一人謎な男でしたからね。意外と戦い方に頭を使う術式でしたが。ぶっちゃけ、トラファルガー・ローの戦い方ですねこれ。

この襲撃がどういう意味を持つのか、ラストの真人の行動にも注目。今巻はバトルメインで面白かったですが、せっかくの交流会はもう終わりましたね…。とりあえずその後のフォローと、呪い達の今後の動きが気になります。

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