呪術廻戦 / 芥見下々 2巻 感想 【ネタバレあり】

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宿儺を出した虎杖。表に出た宿儺は伏黒達を襲おうと考えるが、攻撃をしてきた特級に灸を据える。特級が持っていた指を奪い、虎杖を呼び戻すが出てこない。

宿儺は外へ。伏黒と対面し、虎杖は出てこないことを告げる。自らの心臓を引っ張り出し、虎杖が出てくればこの体が死ぬと脅すが、伏黒との戦闘中、虎杖は宿儺を抑え出てきてしまう。そして、心臓のない虎杖は倒れてしまった。

死亡した虎杖。五条は怒り、伏黒と釘崎は強がりながらも前を向いていた。
伏黒の前に現れたのは、先輩の禪院真希、狗巻棘、パンダ。京都にあるもう一校との交流会があり、人数が足りないため二人を誘いに来ていた。交流とは建前で、実際は二校の呪術者同士が戦いを行う場で、二人は実力をつけるために話を受けた。

場面は変わり、呪いの三人が顔を合わせる。夏油(げとう)、漏瑚(じょうご)、花御(はなみ)。三人は五条を攻略するためある作戦を立てていた。

虎杖は自身の精神世界で宿儺と対峙。宿儺の条件を受け、虎杖は蘇った。

虎杖は五条の元で呪術の訓練を行う。五条は用事と言って外へ出掛けるが、道中、呪いの漏瑚の襲撃を受ける。
戦闘になるも漏瑚の攻撃を物ともしない五条は、力の差を見せつける。虎杖を連れ実践の見学までさせる余裕を見せるが、すんでのところで花御が助けに入り逃げられてしまった。

京都校の学長が打ち合わせのため東京へ来ているが、それに乗じてある二人の呪術師も来ていた。禪院真依と東堂葵。彼女らは伏黒と釘崎の実力を確かめるために東京へ付いて来ていたのだった。

【感想】

わくわくしてきましたね。少しずつ設定が明かされていきます。それも、虎杖にレクチャーする形でゆっくりと。

虎杖と宿儺が交わした誓約。これは締結されたと見ていいのでしょうが、宿儺の縛りと言うのがどういう意味を持つのか現時点ではわかりません。呪いを背負ったままの主人公というのはある意味どうにでもなれる力を秘めているわけで、これから良くも悪くも如何様にも転ばせられるというのはキャラクターとしてメリットが大きいです。

今回は重要そうな敵が出てきます。「呪い」は人の負の感情が具現化したものだったかと思いますが、ただの化け物ではなく理性を持った「悪」。ちなみに夏油は他人からも見えているので人間ですよね。残りの火山頭とお花の少し気持ち悪いのが、呪いでしょうか。戦う目的は単純明快、負の感情こそが本物の「人間」なのだから、それ以外は消えろという。この呪い達にはやはりボスがいるようですので、後々大きなバトルになるのは必至。

また、仲間側も続々と出てきますね。呪術学校の先輩三人。また癖のあるキャラです。交流会ということで、これは修行の一環。かつ実力試し。登場人物の紹介にもなります。早々ですが、ちょうどいい。

そして何と言ってもこの巻で一番目立っていたのは五条悟。敵キャラが五条をどう倒すかの打ち合わせをしているくらい、重要なキャラクターのようです。
目、見せるんですね。前髪下ろして目も見せたら全然別人に見えてしまいますが…最強を謳うに相応しい圧倒的な強さ。能力は正直何言ってるのかよくわかりません。おまけページで解説してくれていますので、気になる方は単行本をご購入ください。

仲間と敵、呪術の設定を徐々に顕わにし始めた2巻。敵キャラが動き出してくる中、仲間内の変なヤツで巻またぎという謎さ。とにかく続きも楽しみです。

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