可愛いだけじゃない式守さん / 真木蛍五 1巻 感想

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高校一年の和泉の彼女は同級生の式守さん。いつもはかわいらしい式守さんだが、和泉の不幸体質が発揮されると、かっこいい式守さんが現れる。

いつもの可愛い姿ももちろん好きだが、たまに見せる格好いい姿も好きな和泉。
二面性を持つ彼女と彼のラブコメディ。

【感想】

ギャップ萌えかな、と期待して読みましたが、ギャップというより別人格というか二重人格を疑うレベルの豹変ぶりでした。

普段はですます調でかわいらしい式守さん。和泉くんがピンチになると急にタメ口になり絵のタッチも変わります。カバー折り返しの作者コメントに「顔を楽しむ顔漫画」と書いてありますが、なるほど…といった感じです。

初めの方は4ページで、4ページ目が例の格好いい式守さんという構成。四コマ漫画ならぬ四ページ漫画といった感覚。オチがわかってしまっていますが、それを楽しむ作品です。

と思っていたらページ数が増えました。その分式守さんの心の動きも増えて全体的に良くなってます。出来れば、基本8か12ページ構成にしてゆったりしたやりとりが見たいです。

クラスメイトも時折出てきますが、もっと出していい気がします。豆まき回は好きです。いちゃこらをツッコむ流れがパターン化しそうですが…。

しかし、格好いい式守さんはですます調のままが良かった…。
全16話も収録していますが、個人的には、学年が上がっても同じクラスだとわかって喜ぶ式守さんのオチが一番しっくり来て好きだったので、たぶんかわいい式守さんで居てほしいのだと思いました…。笑