ダメな彼女は甘えたい / よしだもろへ 2巻 感想 【ネタバレあり】

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資料集めに精を出すひふみと上埜。
二人で過ごしていくうちに、ひふみは少しずつ上埜に惹かれていた。

ついに、ひふみの連載打ち切りが決定。
絶望しているかと思いきや、本人は意外とそうでもない。

そこからは夏のビーチ、やえちゃんの過去の思い、そして急な一年後を経て、ひふみは漫画家を辞める宣言。

描きたいモノがなくなってしまった、打ち切りに慣れてしまい、作品を描く意欲が途切れてしまったというひふみ。
人知れず悩んでいたひふみに気付いてあげられなかった上埜は、ひふみを最大限に甘えさせるのであった。

上埜の将来の夢が決まる。それは漫画原作者になること。また、ひふみに漫画を描いてもらうために。

【感想】

清々しいほどの打ち切り…。

ひふみの悪夢三連発は作者実体験なのではというような凄み。そしてテコ入れ回、急な一年後、唐突に回収する伏線、そして一話目冒頭のシーンへ…

2巻から突然メタ的展開のオンパレードで、これは作者、乗っているな…という印象。

本の厚さがもう、1巻と2巻で全然違うので少し悲しくなってしまいますが、急な打ち切りに対応した2巻はある意味「打ち切りが決まった漫画家コメディ」としての完成度は高いのではと思います。不本意でしょうけど…。

上埜とひふみは明らかにこれから徐々にラブコメを発揮していくところでしたが、上埜に全くその気配がなく終わるという。
恋愛感情に発展させるエピソードがあったと思いますが、残念ですね。

サブキャラもいいキャラしていたのですが、ほぼ登場せず、最後無理矢理出てましたね。

せめてあと1巻、全3巻ならもう少し何か出来た気もします。月マガってそんなにシビアなのでしょうか。

しかし、よしだもろへさんはあちこちで描かれているので、作中にもありますが「ちゃんと面白い漫画が描ける人は仕事が途切れない」というセリフ通り、問題ない作者さんだと思っています。

いなりこんこんに続く長編が、どこでもいいので続けられたら嬉しいですね。