ダメな彼女は甘えたい / よしだもろへ 1巻 感想

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主人公の上埜一等(うえのいっとう)は、超お人好しで頼まれると断れない性格。ただし頼られること自体が嬉しくあまり気にはしていない。

そんな上埜の母親が突然恋人を作って出て行ってしまい、急に一人暮らし生活がスタート。嘆いていると隣の部屋から女の子が。良いアルバイトがあると持ちかけられ隣の部屋へ行くとそこには異様な雰囲気の女性が。

彼女は漫画家で、締切が近く現実逃避をしていた。上埜は漫画は素人だが、メシスタントとして料理を作って欲しいと頼まれる。

根暗でズボラな彼女、野薔薇ひふみ。漫画家としてはそれなりに成功しているが、オタクを拗らせており性格に難あり、そんな彼女に呆れながらも、手伝いを続ける上埜。
ただ、普段はだらしのない彼女だが、身なりを整えると実はとんでもない美女だった。

甘えん坊な彼女と甘やかし上手な男子高校生の隣人生活が始まる。

【感想】

男子高校生と美人漫画家がイチャイチャするお話。と言っても男子高校生の上埜は照れる素振りもなく彼女のマッサージをしたりスキンシップをしたり。

それも、ズボラな彼女しか見ておらず女性として全く見ていないから。身なりを整えた状態の彼女と外で会っても、彼女だと気づけない程。

話は、上埜のクラスメートや、ひふみを尊敬する後輩漫画家キャラ等を絡ませ展開していく。
基本は上埜の周りで起こるコメディ+上埜とひふみのラブコメ。ただし上埜もひふみも鈍感で今のところ恋愛に発展しなさそうな雰囲気。
ちょいエロが入りますが上埜は我関せず。この後、上埜がひふみを女性として意識してからが本番ですね。

よしだもろへさんは、「いなり、こんこん、恋いろは」が好きでそれ以降優先的に読んでいるため自然と評価も上がりがちですが、
この作品も一巻はすらすらと読め、ラブコメとして一定のラインは超えてくれるので安心です。

ただ、2巻完結のようですが、早いですね。ちゃんとまとまるのかだけ心配です。