鬼滅の刃 / 吾峠呼世晴 7巻 感想 【ネタバレあり】

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怪我も癒え、しのぶの屋敷を後にする三人。炭治郎は、お世話になった人たちに挨拶を済ませ、自身のヒノカミ神楽について聞きに行くため煉獄に会いに無限列車という汽車に乗り込んだ。

この汽車には鬼が出るという。これまでの被害の多さから、柱である煉獄が動いた。
車掌に切符を切られた瞬間、後方に鬼が出現。煉獄は斬り捨てるが、実はそこは夢の中。炭治郎たち全員、夢を見せる鬼、魘夢により眠りに落とされていた。

一般客を炭治郎たちの夢の中へ入り込ませ、精神の核の破壊を目論む魘夢。しかし、何かがおかしいと気付いた炭治郎は、現実の禰豆子の助けも借りつつ、自死をすることで夢から脱出。一人先に、目を覚ますことができた。

魘夢の姿を見つけた炭治郎。あっさりと首をはねるも、再生する魘夢。既に体は自身の本体ではなく、汽車と融合をし、汽車そのものが本体となっていた。

善逸、伊之助、煉獄は目を覚まし、分担して魘夢を倒す算段を付ける。
汽車となっても鬼。急所の首はあるはずと、探しにいく炭治郎と伊之助。煉獄は列車で暴れる鬼を食い止めている。

前方車両で首を見つけた炭治郎は、伊之助と力を合わせヒノカミ神楽の呼吸で骨を断つ。

【感想】

無限列車。煉獄と共に戦う炭治郎です。映画はこの話なのかな。

しのぶの屋敷を後にするにあたって、挨拶をする炭治郎。真面目一貫。これでこそ今作の主人公。しかし、たらしですね、炭治郎。この真っ直ぐな瞳は眩しい。惚れてまうやろ。カナヲ大丈夫か。

煉獄はまた独特。ハキハキとどこ見て喋ってんだという不思議なキャラです。炎の柱ということで、火の呼吸について尋ねるも分からず。炭治郎のお父さんも後々ピックアップされそうですね。

今回の敵は夢を見せる鬼、魘夢。この手の能力の敵は割といますが、やはり「幸せだったはず」の夢に落とされるのがつらい。夢や幻覚ネタは大抵ここを抉られるわけですが…精神的に疲れてしまいますね。
起きた後の炭治郎vs魘夢で、魘夢が炭治郎に、家族に悪意のある言葉を言わせるシーン、この炭治郎の叫びは良い。言ってほしかったセリフをちゃんと言ってくれる。さすが。

鬼滅の刃 7巻 59話
鬼滅の刃 7巻 59話

善逸は起きてるのか寝てるのかどっちなんでしょう。起きてたら使い物になりませんが…寝てても動けるならむしろ魘夢にとって最大の敵なのでは…。

汽車全体が敵となりますが、急所は早くも見つけます。ここは伊之助の被り物が功を奏すという、設定からいろいろとメリットが出てきて素晴らしいなあ…。ということであっさり首?を斬る炭治郎。ここで巻またぎですが、少しあっさりですね。どうなんでしょう。煉獄も全然目立ってませんし。次巻も楽しみですね。