鬼滅の刃 / 吾峠呼世晴 15巻 感想 【ネタバレあり】

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半天狗の本体を追う炭治郎と玄弥。首に刀を振るも食い込むだけで落とすまでいかない。そこへ一本の刀が。鋼鐵塚の研いでいた刀。研ぎは途中だったが、時透から授けられたその刀で本体の首を斬り落とすことに成功する。

夜明けが近い。開けた場所にいる炭治郎と禰豆子。禰豆子はこの場所はまずい。そう思った矢先、半天狗の本体がまだ生きていることを知る。焦る炭治郎だが、日の光が無情にも入り込み、禰豆子の体を溶かす。
判断に迷う炭治郎。そんな炭治郎を見た禰豆子は炭治郎を蹴り飛ばし、鬼の方へ。

意を決した炭治郎は半天狗へ。本体が体の中に逃げてることを察知し、一閃。半天狗は消滅した。

日の光にさらされた禰豆子。禰豆子を犠牲にした炭治郎は大粒の涙を流すが、顔を上げると、そこに居たのは日の光の下で歩く禰豆子の姿だった。

理由は分からないが日の光を克服した禰豆子。その様子を、無惨は見ていた。

無惨は鬼になってから、日の光のみが屈辱だった。日の光でも死なない体になりたい。そのために、無惨を鬼にした薬「青い彼岸花」の詳細を探すことと、日の光を克服した鬼を探すこと、この二つを最優先に動いていた。
禰豆子が日の光を克服したことで、無惨との戦いは更に熾烈を極めることとなる。

産屋敷邸で行われた臨時の柱合会議。そこで甘露寺と時透に現れた痣について説明があった。戦国の時代、無惨をあと一歩まで追いつめた始まりの呼吸の剣士たちには全員、鬼の紋様に似た痣があったという。痣について詳細は不明だったが、痣の者が一人現れると共鳴して周りの者にも痣が現れる、と言われていた。

最初に痣が現れたのは、炭治郎。その後、甘露寺と時透。時透いわく、痣が現れたその時の心拍数は200を越え、体温が39度以上あったという。取り急ぎ、痣の発現の訓練が急務となる柱たち。そこで、岩柱の悲鳴嶼から一つの提案が。
それが、合同強化訓練。柱より下の階級の者が、柱を順番に回り稽古を付けてもらうというもの。それは過酷な訓練だった。

炭治郎は鋼鐵塚が研いだ例の刀を受け取り、治療を続ける。
合同強化訓練に一人、協力しない男がいた。冨岡義勇。炭治郎は産屋敷から冨岡にコミュニケーションを取るよう命を受け、しつこく近づいた。

冨岡は、実は最終選別を自分の力でクリアしてはいなかった。同期の錆兎。彼が選別の鬼を駆逐し、冨岡は運良く生き残った。しかし錆兎は鬼にやられ死んでしまっている。それを昔から引け目に感じていた冨岡。しかし炭治郎の一言で、錆兎の思いを思い出した冨岡。錆兎の思いを繋いでいかなければいけない。改めて気付かされ、決心した冨岡は訓練に参加することを決めた。

ある日、珠世のもとへ一匹のカラスが。産屋敷からの使いだった。不審がる珠世に、カラスは産屋敷邸への招待をする。

炭治郎も訓練に合流。不死川との訓練では玄弥を巡り大抗争になるなど、波乱の訓練が続く。

【感想】

半天狗との戦いが終わり、刀鍛冶の里編は完結。

半天狗は気弱な臆病者でありながら狡猾で傲慢な性格でした。走馬燈は見開き2ページ。それだけでもよくわかる非道な人間性。炭治郎もその辺りはよく分かっていて、悪鬼とまで言わしめるほど。現代での成敗となりました。

しかし…禰豆子を見限り鬼を斬りに行くシーン、正直ジャンプじゃあり得ないと思ったのですが、これはびっくり。
切羽詰まって判断に迷っている描写があり、どうすることも出来なくなり、最終的には禰豆子の意志ともう間に合わないということでの決断で、仕方ないですし炭治郎を責めることはありませんが、驚きました。
こういう場合は嘘でも禰豆子の側は離れないで、助かる道を探すものだと思っていました。結果オーライの物語になってしまったので、日の光の克服を見せるなら、正直他の方法はなかったかなあと思ったり…。

いずれにせよ、禰豆子が無事で良かったです。結局それに尽きます。この日の光の禰豆子は良く絵になっています。

 

鬼滅の刃 15巻 126話

そして物語は加速。無惨は医者の薬で鬼になったとのこと。名前だけ出ていた「青い彼岸花」とは薬の名前だったようです。

痣のことも。詳しくはまだわかりませんが、無惨を倒すための重要な情報だということは分かり、発現方法も分かったところで一歩前進。しかし、その前に産屋敷さんが終わりそう…。

後半は、修行シーン。読み終えたときは、この巻はだいぶ緩かったな…と思ったのですが、いやいや半天狗との戦いあったよねと。それくらい後半の修行とコメディシーンが緩すぎました。それでも、冨岡の過去も挟んだり、無駄があったかと言われればそうでもないのですけどね。バトル漫画に修行はつきものです。

不死川兄弟はだいぶややこしいですね。玄弥はなんかめんどくさい人になってしまっていますね。面白いですが、最初と印象変わりすぎました。

最後は表紙にもなっている悲鳴嶼の修行で巻またぎ。作中で直接は描かれてませんが、この訓練は悲鳴嶼の発案ですよね。(上のあらすじにそう書いてしまいましたが)
立案者の修行、坊さんの修行みたいですが、頑張りましょう。炭治郎。あと善逸。

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