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名門、秀知院学園で生徒会副会長を務める四宮かぐやは、多才溢れる超大金持ちの社長令嬢。
そんなかぐやが補佐を務める生徒会長の白銀御行は、勉学においては右に出る者はいない天才。
一目置かれる者同士、周囲からは噂をされるが二人はそんな気は微塵もなし…
ということはなかった。
プライドが高すぎるが故、お互いがお互いを意識しているのにも関わらず自分からは言い出せず、いかに相手に告白させるかという頭脳戦に発展していた。
【感想】
好き同士が、ひたすら相手に告白させようと罠を仕掛け合う不思議なコメディ。
気のあるように思わせる行動を誘発するトラップの数々。その都度仕掛けた側が逆転されたり思わぬトラブルに巻き込まれたりと始めの考えが上手くいくことはない。
頭の良い同士という設定なのでかなりハードルは上がってしまい、どんな頭脳戦が繰り広げられるのかと思いきや、実はこの子らバカなんじゃ…と思ってしまい少し物足りない気もしましたが…でも全体的にはおもしろい。
ネタが、というよりこの構図を考えた時点で勝ちと言いますか、1巻は少なくとも楽しく読めます。
あと、かぐやの箱入り娘ネタが合間合間に挟まりますが、完走したのはこれのおかげですね。とにかくかぐやがかわいい。
ただ、このままこのすれ違いネタの1話完結形式だと数巻で飽きてしまいそう。
現在18巻まで出ているようですが、読者の雰囲気を見るとどうやらものすごく盛り上がっているようで…テコ入れがあったのか元々の構想なのか…いずれにせよ話が動くようですね。
そうなると先の巻も気になるところですねえ…。
