ダイヤのA actⅡ/ 寺嶋裕二 10巻 感想 【ネタバレあり】

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鳴田工との練習試合、沢村はまたも最高のピッチングを見せる。
続く試合も投手野手、学年関係なく爆発的な勢いで勝ち続け、練習試合10連勝となる。

降谷は背中の怪我も収まり徐々に練習へ。慣れない守備位置も経験し一つずつ基礎から立ち直り野球に向き合っていく。

一方、春期関東大会では稲実、薬師、市大三といった面々が熱戦を繰り広げ、成宮の活躍で稲実が優勝を決めた。
稲実の一年、赤松は一年ながら6者連続三振を成す圧巻の投球。稲実の投手陣に更に厚みが出来、青道にとっては新たな大きな壁となる。

続く火野高校との練習試合、先発は沢村。既に知名度も上がってきた沢村に周囲は期待を寄せ、その期待に応えるかのようにどんどん成長していく。
7回を投げ、無失点。そして、復帰の降谷へと繋ぐ…。

【感想】

沢村の快進撃が止まらず。降谷の足踏みの間にあっという間に追いついてきた沢村。
タイプの違う二人が、こうやって競い合っている図はとてもおもしろい。

この二人のバランスは、1巻の頃から全く崩れてないのですごい。キャラの性格が一貫しているので、ブレがない。
細かいエピソードを挟みながら、これだけ長く続けてこのバランス。キャラの思考や癖などを本当に理解して描いてるのが分かります。本当すごい。

また、今回は奥村の生意気っぷりがよく出ますね。監督にその目つきで意見するとは。

ただ、この巻で特に印象に残ったのは、由井がキャッチャー以外でもやると意気込み、奥村はキャッチャー以外はやらないと宣言したシーン。

由井側として、これは、現実でもたまにあります。
AとB、本当はAがしたくても、やむなくBを選んでしまうときがある。そんなとき、他の人が軽々とAを選ぶのを見ると、羨ましいような、やるせないような複雑な気持ちになる。
選んだのは確かに自分、なのに何でもやもやするのだろう。

そんな由井が、降谷の意見を聞いて元気づけられる。こうやって細かいところをフォローしてくれるのが本当、ダイヤのAの好きなところです。

まだ練習試合が組まれているようで沢村のターンは続きますが、奥村とペアを組んだ降谷も何かを見せてくれそうな雰囲気。
二人が万全じゃないと、夏は勝てない。
この夏前に降谷は、センバツで見せたあの投球にどれだけ近づけるのでしょうか。

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