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西東京大会準決勝。先発で準備する沢村は、新しい球種の調整に励んでいた。
そんな中、沢村の後ろを任される川上に異変が。右腕に違和感があり、降谷がそれに気付くと丹波の勧めで調べてもらうことに。
結果、念のため精密検査が必要になり、準決勝の出場に黄色信号が。川上としては、野球人生はこの夏が最後という覚悟もあり、出場を志願するが、監督は検査結果が出るまでは出せないという決断を下した。
市大三高との試合が始まる。立ち上がりの沢村は新球種も交え、打たせて取る上々のピッチングを披露。
対してエース天久。先頭の蔵持を塁に出すも、練習した牽制でアウト。その後は力を見せつけ、両者0点で幕を上げた。
2回、沢村はピンチを迎えるも後続を断ち無失点。裏の攻撃、青道は天久を捕らえられるか。
【感想】
準決勝を前に川上に最大のピンチが…。
クローザーを欠いた青道にとっては、沢村がどこまで引っ張れるかが鍵。降谷に繋ぐ手もありますが、決勝を考えると簡単には出せない。
投手陣が強くなったとはいえ、メインが沢村・降谷だけというのはあまりに心細いですね。川上も正直、絶対的な守護神というイメージはないのですが、沢村や降谷が投げているときも後ろに「居てくれる」ということはとてつもない安心感があります。
今の試合、川上が居る安心感がこれまでどれだけ重要だったかという描写をして欲しいですね~。色々と損な役回りが多かった川上ですが、作中での信頼はそれなり。沢村にピンチが訪れて欲しいわけではないのですが…川上の存在がピックアップされる流れもアリですね。
あとは、天久に対してどう仕掛けるか。鍵は、次巻トップバッターの御幸ですね。何も残さずに凡退、ということはあり得ないという、滅茶苦茶プレッシャーのかかる第一打席。キャプテンとして、4番バッターとして、天久とどういう対決になるのか、楽しみです。
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