バトゥーキ / 迫稔雄 2巻 感想

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ホームレスが操っていたのは「カポエイラ」という格闘技。
一里はホームレスのカポエイラに魅了され、更に教えを請うように。

一方、一里の家族にも動きが。
ギャングの一人が、一里を追って母の前に姿を現します。この一里の父と母は本当の両親ではなく、ギャングとの繋がりがあり、ある理由で一里と接触をしますが、共に暮らす中で温情が湧き、今までかくまっていたのでした。

追っ手から逃れるために奔走する一里の父と母。あえなく捕まってしまいますが、その追っ手には一味の命令とは別の野望を抱いていました。
その野望のために、一里を利用することを決め、人質とすることに。急転直下の一里家族の行方は。

【感想】

おもしろい。2巻まで読んで、というのは確かにその通り。

一里の家族の全貌が明らかになります。物語は、ここから始まります。
本当の両親ではない父と母。1巻ではそもそも愛情があるのかすら分からなかったのですが、2巻では身を挺して一里を守る、本当の両親にも負けない愛情があることがわかります。
結果、追っ手には捕まりますがまだチャンスはある。生きている限り。追っ手の野望に荷担せざるを得ない状況ですが、一里が不幸になることだけは絶対避けたい二人。
これからどう動いていくのでしょうか。

ちなみにカポエイラを教わるホームレスについてはまだ謎のまま。ただしキー人物なのは間違いありません。

一里はギャングが狙うほどの重要人物。細かくはここには書きませんが、そんな一里がこれからどういった人生を歩むのか。
そしてカポエイラが、物語にどう関わってくるのか。ギャングの闘争に巻き込まれた少女の生き方に注目です。

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