アンリの靴 / かわもとまい 1巻 感想

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浅草の外れの靴の町。とある工房でひとり働く職人の若い女性、アンリ。生活に困窮しながらも、お客様の喜ぶ顔を糧に今日も靴を作る。

【感想】

靴職人の女の子とお客とのほのぼの話。優しい女の子のアンリはお客のためにあれこれ考え、奮闘し、文字通り身を削って靴を作ります。

 

アンリの靴 1巻

こういった話を読んで毎回思うのが、「人を喜ばせたい」こととビジネスは本当にバランスが悪いよなあ…ということ。

アンリはお金は二の次でお客のために試行錯誤して、結果自分が大変になるのですが…こういったおっとりした主人公にはよくあるパターンで、個人的にも気持ちはわかります。
喜んでもらいたくてやる、でもお金をもらわないと生活できない。お店とお客が同じ価値観で、持ちつ持たれつの精神がある同士だと上手く成り立つんですけどね。

まず最初に来たお客さんがちっちゃい女の子ということで出鼻から詰んでますが、お話自体は素敵。その後もビジネス面は端に置き、人と人との繋がり、靴を通した心境の変化が綺麗に描かれます。

 

アンリの靴 1巻

 

アンリの靴 1巻

ほのぼのした空気感が漂っていて雰囲気は良いです。少ししんみりするお話もあり、各話のストーリーは自分好み。

靴を作るアンリですが、実はアンリ本人は義足という設定もあり、1巻ではあまり触れられませんがこの経緯も少し気になりますね。

また他の職人との絡みもあり、ここでは上手く商売の話を描いています。こういった横の繋がりは人情味があって、この辺は下町感が良い具合です。靴って洋風でおしゃれなイメージがありますが、下町でみんなが協力し合って作り上げていく感じもまた良いですね。
各話いろんなキャラクターが登場しますが、良いも悪いも丁寧に描いてくれていて好感です。

アンリの生活だけが心配になってしまいますが、雰囲気と話は優しくて癒されます。

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