曝ク者! / 波場章史 1巻 感想

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出版社に就職した主人公の瀬良楓。「週刊少年チャンプ」が好きで漫画編集を夢見て入社したが、配属されたのは「週刊論州」という写真週刊誌だった。

大嫌いな写真週刊誌。その編集部で働くことになってしまった楓。先輩で教育係の真木の下につき、有名俳優の家庭内暴力についての取材に同行。

そこでスクープを得られた楓。感心した真木は楓に、「スクープを沢山取り結果を出して異動願いを出せばいい」と助言。

辞めるために頑張る楓だが、仕事をするにつれ徐々に、この仕事の楽しさとやりがいを見出していく。

【感想】

不本意な場所で働くことになってしまった主人公の熱血仕事漫画。

写真週刊誌が大嫌いと言うことで、大抵はまつわるエピソードがありますが今作では特に言及されることなく。なので、仕事に魅力を感じればすんなり入れる作りに。

漫画が好きで同人誌も描くオタクと言うことで、似顔絵描き、コミケでの脚力、ターゲットが好きなキャラに似ていて観察眼が光るなど…その活動で培った経験が何故か活かされるという。
性格的にも、自分の思いに一直線でひたむきな部分が長所として出ていて、足と気持ちで稼ぐ仕事内容とマッチしています。少し暑苦しいですが…。

この真っ直ぐな気持ちが危険な方向に働くこともあり、正直ひやひやさせられます。笑

中盤では大きなライバルとなるキャラ二人組が登場し当面の目標が出来ます。そしてラストの引きはなかなかえげつない…。作風的に不愉快になるエピソードは少ないと思いますが、舞台が舞台なので仕方ない部分もあります。

辞めるために頑張る、ということですがこの場で楽しく仕事が出来るならそれも良いはず。
往々にして世の中、自分の好きな仕事に就けるとは限らないわけで、結局どこかで妥協して生きていくことになります。楓がもしここで自分の居場所を見つけられるのなら、それは本当に幸せなことです。まあ本人の性格もあるとは思いますが、何にせよ楓には何かを得てもらいたい。

この楓のキャラクター、少し癖があるので人によってはダメかも…と思いつつ、僕は嫌いではないので応援したいと思います。