ウマ娘 シンデレラグレイ / 漫画:久住太陽、脚本:杉浦理史 2巻 感想 【ネタバレあり】

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始まったジュニアクラウン。終盤、同時にスパートをかけたオグリキャップとフジマサマーチ。一度は離されるオグリキャップだが、二度目のスパートをかけ、フジマサマーチを圧倒した。

次は中京杯。そこでもオグリキャップは圧倒的勝利を収めるが、それを見ていた大物ウマ娘、シンボリルドルフは北原を呼び出し、オグリキャップを中央へスカウトする。
中央へ行けば、東海ダービーという夢は潰える。しかも、北原は中央のトレーナーライセンスを持っておらず、中央に行けばオグリキャップのトレーナーからは外れてしまう。しかし、オグリキャップは地方に留まるレベルの選手ではない。

葛藤する北原は、次のレースで「勝てば中央、負ければ残れ」とオグリキャップに提案した。

悩むオグリキャップをよそに、次のレースが始まる。

ゴールドジュニア当日、中央行きの噂を聞いたフジマサマーチは激高し、オグリキャップに宣戦布告する。

始まったレース。オグリキャップは未だに悩み、本来の力が出せない。勝てなくてもいい、という気持ちが隠せない。怒るフジマサマーチはスパートをかけ突き放す。そんなオグリキャップを見て、北原は叫ぶ。「走れ」と。

オグリキャップは、走った。フジマサマーチを追い抜き、涙を流しながらゴールを駆け抜けた。

【感想】

2巻も胸熱な展開。非常にわかりやすくベタな流れではありつつも、これぞ少年漫画(ヤンジャンですけど)と言った熱さがあります。

上を目指すために中央へ行くか、お世話になったトレーナーと地方に残るか。オグリキャップ自身は特に上を目指す気持ちはなく、後者で既に固まっていますが、北原の心中はそうではなく。オグリキャップのことを思えば、中央というワンランク上の舞台で活躍させたいというのがトレーナーとしての気持ち。

中央でのトレーナー資格というのは簡単には取れないものなのでしょうか。努力でどうにかなるものなのかよくわかりませんが…。

今回の見所はやはり、ライバルであるフジマサマーチとの関係でしょう。
先日の戦いでいい勝負をした二人の目標が東海ダービーだったわけで、中央へ行くかも、というオグリキャップへフジマサマーチが激高するシーンは熱い。

 

ウマ娘 シンデレラグレイ 2巻
ウマ娘 シンデレラグレイ 2巻
ウマ娘 シンデレラグレイ 2巻

しかし、やっぱり強かったオグリキャップ。フジマサマーチはかませ感がありますが、これからも良いライバルとして出てくるでしょうね。それよりも、ちょくちょく出てくるタマモクロスの方がヤバそう。

オグリキャップが葛藤しながら、北原の叫びでスパートをかける時のシーンも良かったです。振り返って涙を浮かべながら走る姿が印象的。

 

ウマ娘 シンデレラグレイ 2巻

このまま中央へ行くのか。北原はどうするのか、気になるところで次巻です。スピーディな展開と王道さが良い具合に面白いです。

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