SAKAMOTO DAYS / 鈴木祐斗 1巻 感想

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最強の殺し屋と呼ばれていた坂本太郎は、ある日コンビニで偶然出会った女性に一目惚れをし殺し屋を引退。

そのままその女性とお付き合いをし、結婚。子供も産まれ、当時とは比べものにならないほど、太った。

個人商店を経営し始め、普通の暮らしをしているところに、元部下のシンが訪ねてきた。
エスパーであるシンは坂本に憧れを抱いており、殺し屋への復帰を望んでいた。

殺し屋に戻る気はないと言う坂本。シンは諦めてその場を後にするが、シンが坂本を訪ねた本当の理由は、組織から抜けた坂本への報復だった。

改めて坂本を訪ね、殺そうとするも返り討ちに。シンにとっては坂本への憧れが強く、どうしても本気で殺すことが出来ない。そんなシンを用済みと判断し始末しようとする組織だったが、そこへ現れたのは坂本だった。

組織のボスまでもを圧倒し、シンを助け出した坂本は、シンを商店に置くことに。こうして、最強の元殺し屋と、エスパーである元部下の日常が始まった。

【感想】

元殺し屋が日常を送るアクション有りのコメディ。坂本の圧倒的な強さと今のギャップのかわいさが、キャラとしてはとても好感です。

坂本の元にきたシンという男の子のキャラ。エスパーという設定で、近くにいる人の心が読めるという中々使いやすい設定。最近多い気がします。
坂本の心を読むことで、坂本が頭の中で殺しをするシーンを読んでぞっとするというネタが繰り返されますが、坂本のヤバさを想像の中で表すという画期的な表現だなあ…と感心してしまいました。

当の坂本は、今の平和な日常を壊さないように、奥さんとの約束もあって殺しは絶対にしないと誓っていますが、物語は坂本を狙う殺し屋とのバトルに発展。

日常を脅かされますが、いかに家族にバレずにやり過ごすかという点が肝で、物騒と平和の境を行き来する様子が面白いです。

このバランスがこれからも重要になりそうですが、銀魂のようにコメディとアクションが上手い具合にミックスすればそれなりに長続きするのではないかなあと期待します。

 

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