松井さんはスーパー・ルーキー / 詠里 1巻 感想

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とある草野球チーム。人員不足で助っ人を呼んでいたが、そこへ現れたのは女性だった。

その女性こそ紛れもなく今回の助っ人、松井真尋。男だと思っていたメンバーはまさかの女性の登場に驚くが戦力としては期待は出来なかった。

しかし試合が始まってみると、真尋は早速のスリーベースヒット。結果的には全得点に絡み、チームに勝利をもたらすのだった。

【感想】

草野球を舞台にしたスポーツ兼恋愛もの。

主人公はチームで五番を打つ長嶋という男性。最近は全く鳴かず飛ばずで、暮らしも何年も同じ生活。仕事は普通にこなし、平凡な人生を送る26歳。

そんな長嶋の唯一の趣味である野球で、突然大きな転機が。それが松井さんとの出会いでした。

女性が野球、というのは今の時代珍しくもないですが、草野球で大人の男に混じってというのはあまり見かけない気もします。ただ今作の松井さんは男顔負けの実力者で、チームにも重宝され、結果的には正式メンバーとなります。

草野球なのであくまで趣味。何か目標があるわけでもないのでスポーツものの括りにはうまく当てはまらず、実際、物語は恋愛方面へ展開します。草野球を通して描かれる社会人の恋愛ものといったところですね。

男社会の野球で、女性として苦労してきた松井さん。だからか性格は逞しく、でも少し天然も入っていてキャラとしてはとても魅力的。恋愛に関しては、若い頃にとある試合で見たピッチャーに長年惹かれているという設定がありつつも、長嶋といい感じになっていきます。

あくまで主人公は長嶋ですが、松井さんの心の動きの描写も多いのでウブな二人のぎこちない恋愛を見て微笑ましくなります。
たぶん、見せ場は野球よりもこっちな気がしますね。実際、後半は野球やってませんし…。

絵が少し特徴的で、のっぺりしたキャラの表情に少し癖がありますが、読んでいるとむしろかわいらしくなってきます。

スポーツものとして読もうとすると明らかに違うのでそこは理解してもらいつつ…。流れに任せて恋愛が始まる感じは若い社会人という雰囲気が満載でこそばゆい。出てくる人物も人の良いキャラばかりなので不快にもならず読みやすくて好きですね。

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