ミタマセキュ霊ティ / 鳩胸つるん 1巻 感想

ミタマセキュ霊ティ / 鳩胸つるん 1巻 感想

ミタマセキュ霊ティ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

生まれつき霊を寄せ付ける体質の主人公の女子高生、羽瀬玲奈(ハゼレナ)。
昔からのもので今となっては慣れてしまい、常に背後霊が100体以上列を成していてるがそれも気にならないほど。

そんなハゼレナの前に表れたのが御霊浄(ミタマ ジョー)という除霊師。
彼は「セキュ霊ティ」と呼ばれる、対悪霊専門のボディーガードで、ハゼレナにあまりに霊が付きすぎているので心配になり現れたそう。

ハゼレナを霊から解放しようとしますが、なかなかうまくいかない。それもそのはず、実はミタマジョー、霊が怖くて除霊どころじゃないらしい…。

霊が怖い除霊師と、霊に慣れきった女子高生のドタバタギャグです。

 

【感想】

女子高生、ハゼレナの冷めたキャラとミタマジョーのうるさいテンションがいい塩梅で、その落差が良いですね。

ジョーは霊を怖がりながらもどうにか霊を退治しようと必死。必死さが伝わってくる分、なんとも滑稽な…。無理して頑張ってる様がギャップで面白い。

出てくる霊も、個性があって、なんとなくかわいい。
ミタマジョーはどんな霊でも怖がってしまいますが、ハゼレナはむしろ霊に好意的。
霊の中には危険な霊もいる…それを伝えたいミタマジョーですが…これはきっと一生伝わることはないでしょう…笑

途中、新キャラでジョーの元同僚ソウヤが登場。こちらは、除霊の知識と身体能力は抜群だけども、霊感がなくて霊が見えないというポンコツぶり。
二人のポンコツがただ霊を前にポンコツさを発揮しまくるというカオスな状況で、もう何がなにやら。

また、ジョーには、ビビりすぎて泣いてしまうと覚醒してめちゃくちゃ強くなるという能力(?)があり、霊をきっちり倒して終わるシーンもあります。本人は憶えてないそうですが…。この設定は今後いくらでも有効活用できそう。

終始ジョーとソウヤがボケて、ハゼレナがテンション低めにツッコむ。という図式。
基本、霊が怖いジョーの体を張ったギャグのオンパレードですが、たまにハゼレナの素にジョーがツッコむのは面白い。
ハゼレナも変な子なので…ジョーに恋した霊の話はツッコミとボケが逆転していて面白かったです。

少しテンション高めのボケで引いてしまうこともありますが、ジャンプのギャグ漫画としては有りかも。

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