呪術廻戦 / 芥見下々 12巻 感想 【ネタバレあり】

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虎杖・伏黒は帳を上げることに成功するが、猪野はオガミ婆の降霊した伏黒の父親に負けてしまう。

それぞれ、各場所で戦いは続く。
冥冥は追っ手の呪いを圧倒。すると夏油が現れ、呪霊繰術にて召還した特級呪霊との勝負となるが、憂憂とのコンビネーションで呪霊を撃破する。

伊地知を襲った呪いには釘崎と新田が邂逅。押されピンチを迎えるも、そこへ七海が現れ一級術師の強さを見せつける。呪いに反撃の隙を与えず、七海は完全勝利を収める。

虎杖は呪胎九相図・脹相との戦い。弟二人を殺された恨みから熱くなる脹相。血を打ち出す技に虎杖は苦戦し、メカ丸と策を練る。ほぼ互角の戦いを繰り広げるが、一枚上手をいったのは脹相。虎杖は致命的なダメージを負い敗北してしまう。

七海は真希と直毘人と合流。遭遇した呪いと対峙する。

【感想】

今回はひたすら戦闘の巻。虎杖、冥冥、七海の見せ場です。

表紙は冥冥。最初誰かと思いましたが。顔面を覆う髪の束が特徴なのでビジュアル的には初対面レベル。呪術の表紙は作者が好き勝手しまくってる感ありますねえ。

冥冥の戦闘は異質というか、冥冥が異質というか。カラス特攻というファンキーな戦い方でそれが滅茶滅茶強いという。

七海は呪いをフルボッコです。それなりに強かった敵を赤子のように捻る七海の迫力はこの巻で一番印象に残りました。素晴らしい呪術師のはずが、ただ殴るだけの戦闘にある意味怖さを感じます…。

そして虎杖。虎杖は苦戦しますね。正直虎杖の強さはまだいまいちピンときておらず、術式があるわけではないので身体能力だけでゴリ押すイメージ。なので相手がそれなりの術式を組んでいると限界が見えるなあ…という感じです。

虎杖は虎杖なりの頭の使い方や戦闘の組立があるので、術式がないなりの戦い方をもっといろんな角度から見てみたいですね。

脹相とのラスト、存在しない記憶が脹相に流れるシーン、これはまだ謎のままです。虎杖なのか、宿儺なのか、はたまた全く別のものか、いずれにせよ虎杖が助かったのは事実で、この伏線はどう生きてくるのでしょう。

最後は直毘人とタコの呪霊。
まず、誰だっけこのおっさん…と思いましたが禪院のとこのですね。そして七海もびっくりの実力。
更にみんなびっくりのタコ呪霊がムキムキ呪霊になり巻またぎ。

五条救出に向けて各方面から術師が攻め込む巻。渋谷編もそれなりに長くなってきましたが、だれているわけではなくちゃんと面白い。戦闘を見せてこなかったキャラ達の描写も増えてきて良いですね。

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