鬼滅の刃 / 吾峠呼世晴 3巻 感想 【ネタバレあり】

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矢印の男vs炭治郎。強制的に矢印方向へ飛ばされる血気術に苦戦するが、対抗しうる最適な技を見出し、相手の技に乗せるように繰り出すことで反撃に成功。しかし、炭治郎は相当なダメージを負ってしまった。

鞠の女vs禰豆子。鞠のパワーが強力で禰豆子は一度足をやられるも、珠世の術により鞠の女は鬼舞辻無惨の名を口走る。その瞬間、無惨の呪いが発動し女は体の中から弾け飛び死んでしまった。

珠世いわく、二人は弱すぎるため十二鬼月ではないという。無惨に目を付けられたため、珠世達は場所を移すことに。炭治郎は禰豆子を連れて次の任務へ繰り出す。

道中、一人の男が女に言い寄っている場面に遭遇。男は、選別で生き残った同士の我妻善逸だった。

自分に自信がなくとにかくネガティブで泣きわめく善逸。炭治郎は善逸を連れ次の任務へ。

とある家に男の子が引き込まれたという。中には、鼓を持った鬼が。鬼が鼓を叩く度、部屋の位置、向きが変わる。屋敷全体の絡繰りを血気術とする鬼だった。

炭治郎とはぐれた善逸は、猪の面をかぶった男に遭遇。その男は日輪刀を持っていた。鬼殺隊と思われる猪の男だが、血の気の多いその男は炭治郎にも襲いかかる。

場面は変わり、善逸は兄を捜しに来た男の子とともに屋敷で怯えていた。そこへ別の鬼が現れる。自分では勝てない、何も出来ないと泣きわめき、挙げ句倒れてしまう善逸。寝ているようだが…その瞬間立ち上がり目にも止まらぬ速さで鬼を切り捨てる。しかし、今の出来事を覚えていないという。善逸は、普段は緊張や恐怖で全く力が出せないが、その緊張や恐怖が一定限度に達すると気を失い、驚くべき力を発揮するという性質を持っていた。

鼓の鬼vs炭治郎。めまぐるしく変わる部屋だが、その変化をうまく利用した必殺技により敵を撃破。

無事子供を助け出し外へでると、猪の男と善逸が。善逸は、禰豆子のいる木箱を守ってくれていた。

【感想】

十二鬼月だと思っていた二人は、違ったようです。炭治郎は苦戦していますが、技さえ当たれば一撃必殺という強さなので心配いらないような気も。

しかし戦闘中の炭治郎の独り言がちょっと気になりますね。喋りすぎなような。もう少しセリフ少なめでシンプルに表現してもらいたいところですが…。

2巻の記事で無惨を早めに出したことはプラス、と書きましたが、考えると正解不正解はわからないような気もしてきました。今回、鞠の女は無惨に殺されたようなものですが、正体が全く分からないボスの恐怖を読者に与えるという意味では、ここでは知らない方がよかったような気もしてきます。どっちもメリットデメリットがありそうです。

珠世はなんと、人間を鬼に出来ると言います。これも、早い進展。目的が明確化するのでいいですね。とりあえず、無惨の部下を倒せばオッケー。

そして新しい鬼はまた変な血気術。これはアニメ大変そう…ちょっと気になります。

善逸はかなりうるさいですが。笑
まさか自分の実力を自分でわかっていないという滅茶苦茶扱いづらいキャラ。立ち向かおうという意志もないですし、失神してからが本番というのはどう戦えば…。
まあ、力はあるはずなので精神的な問題でしょうから、クリアしていくのかな…今後。

そして、猪の男。鬼殺隊のようですが、まだ謎です。巷でよく見るビジュアルなのでメインキャラですよね。どんどん出てきますね。

1巻より2巻、2巻より3巻と、だんだん面白くなっています。次も楽しみ。

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