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10才の時、唯一の家族だった母親から捨てられた。
原因は恋人だったヤクザ。そのヤクザを殺すため北斗の拳を読みあさり、ケンシロウを目指してトレーニングを重ねた。
いつしかケンシロウ並の体格になり、仇のヤクザに挑むも敗北。ツボを知らないのが原因だと考え人体のツボの研究に没頭し、気付いたときにはマッサージの国家資格を獲得、史上最強の凄腕マッサージ師となっていた。
【感想】
1話から最高のオチを見せてくれた復讐コメディ。上記の簡単な説明すらちょっともったいないネタバレとなってしまいます。。(なので1巻ですが【ネタバレあり】と表記してます。)ただ、知ってしまっても読んでほしい、この勢い…。
仇を殺すために北斗の拳を読みあさるというのがそもそもズレていますが、結果的に現代で可能な最高レベルのケンシロウが出来上がってしまったのでははないかと…。現代版ケンシロウはマッサージ屋に行き着く、というのは衝撃的です。
出オチ感はありつつも、その後も復讐という目的は変わらず、殺すことを目的としながら様々な人を幸せにしていくという謎展開が面白い。途中助手のようなツッコみ役も加わってコメディ構築もしっかり。
1巻では早くもその仇と再会しマッサージをすることになりますが、そこで衝撃の事実が発覚し2巻へ続く、この続き方も上手で笑いました。
主人公は単純なおバカですが鼻につく感じはなく、素で行動が笑いになる天然的なおバカ。これが一番強いんじゃないかな…本当面白い。
設定はシンプル、でも1話1話笑いどころがあってコメディとしてかなり出来上がっています。
ゴールが一応あるので、それまでは1話完結コメディとしても芯が通っているように感じるので、続きへの期待は高いです。