ダンダダン / 龍幸伸 1巻 感想

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高校生の綾瀬桃。ギャルの見た目で気が強いが、恋愛は硬派な男がタイプ。失恋をしたばかりで荒んでいたところに、からかわれている隣のクラスの男子を見つける。

間に入ったところ、男子から声をかけられた。彼はオカルトが好きで、自分のような人間聞こえを掛けてくれるなんて、同じオカルト好きに違いない、という。

オカルトは全く信じていないが、幽霊なら信じている、という桃。親が霊媒師をしており、幽霊にはある思いがあった。

しかし幽霊は信じていなかった彼。意見が対立した二人は、お互いを信じさせるべく宇宙人・幽霊を見つけるために怪奇スポットへ。

桃は宇宙人が出るという廃病院に、オカルト男子は心霊スポットのトンネルに行くが、そこで現れたのは本物の幽霊と宇宙人だった。

【感想】

オタク男子とギャル系女子が力を合わせて怪奇に立ち向かう変わったバトルもの。

桃は高倉健のような硬派な男が好きで、そんな男は絶滅した、と友達に笑われていますが、出会った男の子はひ弱で変人なオタク男子。

当然恋愛対象にはなりませんが、1話でのトラブルと、とあることが理由で「恋愛もアリ」と少し思わせる流れはギャグのようで本気に感じる面白さ。

恋愛も含ませつつ、1話の大筋は幽霊派と宇宙人派が言い争って結果的に幽霊も宇宙人も呼び寄せてしまって大変なことになる、というもの。

そこから幽霊がオカルトくんに乗り移ってしまい、それをどうにかするために怪異と対峙していく展開。

桃が霊媒師である祖母の影響もあり超能力のようなものが使えるようになり、オカルトくんに乗り移った幽霊の暴走を抑えながら、その幽霊の力も上手く使い強敵に立ち向かいます。

憑依した幽霊の力を借りて、というのはバトル漫画の王道ですが、桃がいないと暴走してしまい体を乗っ取られてしまうという制約が中々厳しい。日常生活にも支障をきたすほどです。それだけ強力な幽霊ということで、今後も組み続けるんじゃないかなあとも思いますが。

桃の祖母がガチめの霊媒師で、幽霊に対する対処法も知っており、桃とオカルトくんは完全に「そっち側」の世界に足を踏み入れてしまった、という。

勢いで読ませる話ながら、土台は1巻の時点でそれなりに組まれていてあまり不安な要素はなく。面白いです。

出てくる敵がみんな性器を狙って来るという謎の下品さがありますが、そこはジャンプ作の良いところでもあり悪いところでもあり…。桃の下着姿や性交を強要される描写は結構攻めてるなあと思います。本誌じゃ無理そう。

まあその思いきりがジャンプ+の強みですので、それはそれでいいのかな。