貧々福々ナズナさま! / 稲葉そーへー 1巻 感想

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サラリーマンのタカオは今日も社畜として深夜帰り。家に帰ると、知らない幼女がくつろいでいた。

幼女は貧乏神のナズナ。福を貯めて福の神になるために、幸せのハードルが低そうなタカオに取り憑いたのだった。

ナズナは、願い事を何でも叶えることが出来る。しかし願い事が叶うと、その代わりに同価値の持ち物が壊れてしまう。

願い事を叶えて、タカオが「福」を感じると、福印というスタンプが押せる。これがたまると、福の神になれるらしい。

福の神になるためにタカオの願い事を叶えたいナズナ。願い事は叶えたいがモノが壊れるのは嫌だというタカオ。神様と人間のファンタジックコメディ。

【感想】

願い事は叶えたい、でもモノが壊れるのは…という葛藤と戦いながら、それでも場面によっては願い事の方が優先になることもあるわけで、
この作りはとても面白いです。しかも、叶えたい願いがでかければでかいほど、失うものもでかい。思い切り叶えて勢いよくぶっ壊れるのもある意味気持ちいい。

ムカつく部長にやり返す話、これは天才的でしたね…。最初は金縛りなんかで何を…?と思いましたがこの仕返しはひどすぎる。笑

追加で貧乏神や福の神が増えて徐々に賑やかになります。叶えられるお願いと代償は貧乏神によって違って、何でも叶えられるナズナはすごい貧乏神だそう。
だからこそスケールの大きいネタでも何でも出来て、振り切っているので面白い。

かわいいビジュアルで、スタンプ貯めるのに必死でちょっと生意気なナズナが愛くるしい。周りの貧乏神や福の神もみんな等身が低い妖精みたいなビジュアルで、画面的にも花があって良いです。
線がはっきりしているので読みやすいですし、テンポもサクサクと進んでストレスがない。心地よく読める良作だと思います。