バトゥーキ / 迫稔雄 3巻 感想

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3年が経ち高校1年になった一里。
ギャングチームからの追っ手、B.Jに育ての両親を人質にされ、財産贈与ゲームに勝利するために利用される一里。
B.Jの指示通り、強くなるために毎夜チンピラと戦闘をし勝ち続ける。

ある程度強くなったところで、B.Jから提案という名の脅しが。両親の体の一部を賭けて、強者とのバトルをするよう一里にゲームを仕掛けます。

初めは、同じ高校一年の空手強者。
空手の達人に勝つため、一里は特訓。

途中、新任で一里の担任の広田先生が実はカポエイラをやっていることを知ります。
かなりの実力者で、一里は先生に師事を仰ぎます。全ては空手家に勝ち両親を救うため。

B.Jから指定された期限ギリギリ、一里は高校一年の空手強者に勝負を挑みます。

【感想】

一気に三年が経ち、状況は既にB.Jの思うままに。ボスの財産を勝ち取るためのゲーム。一里は両親を人質にされてしまったため、やるしかない状況に。

カポエイラを楽しむ、ということからは程遠くなり、1巻のあの笑顔はどこへやら…今は完全にやらされている一里。
ただ、強くなることには迷いはなさそうで、全ては両親のために、奮闘します。

ちなみにあのホームレスについてついに言及されましたね。単純にカポエイラのスゴい人、って説明ですが、それ以外にストーリーに関わってくるのかは、謎です。

これから徐々に強い相手との戦闘になっていきます。一里にはセンスがあり、伸びしろがあり、まだまだ成長途中です。
先生も、B.Jもその点一里には驚かされており、まだ大丈夫でしょう。

しかしいつか、一里が折れそうになるときがくるはず。一つずつステップアップして何とか救い出してほしいです。

ただ一つ…現在のボスは一里の父親なので、ボスは一里のことをどう思っているのか。後にどう影響してくるのかも楽しみですね。

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