ゆうべはお楽しみでしたね / 金田一蓮十郎 4巻 感想 【ネタバレあり

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みやこの友達、あやのは婚活を目的にたくみに近付いた。動揺を隠せないたくみだがとりあえずご飯へ。しかし押しの強いあやのの前に、ついに逃げ出してしまう。

あやのが苦手だというたくみの話を聞き、みやこはあやのに脈ナシであることを伝える。そこで咄嗟に、みやこはたくみのことが好き、という嘘をついてしまう。

たくみに迷惑をかけたくないみやこは、ついにこの家から出ようと思っているとたくみに切り出す。

それを聞いたたくみは、ようやく自分がみやこのことを好きなのだと悟る。しかし恋愛経験0のたくみは気持ちの整理がつかず、ある時勢いで告白をしてしまう。

みやこも、好意はあるがたくみに無理をさせないかという心配が勝っていた。それでも無理をしてでもと言うたくみの気持ちをみやこは受け取り、二人は無事付き合うこととなった。

初めての彼女に浮かれるたくみ。契約社員にもなれ、幸せの絶頂ともいえる時に店長から声が。大阪で急遽人員が減り、人手が欲しいとの連絡があったとのこと。付き合い始めて早々、転勤の話を持ち出されてしまった。

【感想】

1巻ずつ、確かに進んでいる二人の関係です。ここでついに告白、そしてお付き合い。
そこまでの過程も、あやのやドラクエを引き合いにみやこの心の動きを見せてくれているので違和感はなくすっと落ち着きました。

たくみがテンパってるのでみやこが冷静に見えますが、やっぱりみやこが何枚も上手だなあというのがわかりますねえ。なので、正直もっとみやこ→たくみの構図が見たいというのはあります。「悪くはない」程度の思いしか見えていないので…。みやこのキャラ的には、少しのデレで破壊力抜群な気もするので、なおさら期待。たくみをもっと喜ばせて欲しい。

気持ちの変化をゆっくり丁寧に描いてくれているのがすごく分かるので、やはり流石だと思わざるを得ません。

そして最後は幸せに水を差す、気になるところで巻またぎ。転勤するのかどうなのか、優柔不断なたくみがどういう判断をするのか、5巻も楽しみです。