ウィッチウォッチ / 篠原健太 1巻 感想

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鬼の力を持つ高校生、乙木守仁(おとぎもりひと)。
魔法の修行に出ていた幼なじみのニコが6年振りに町に帰ってくるという。修行を終えた魔女には通常使い魔が付くが、鬼の一族もその使い魔の血統だった。

ニコは使い魔として守仁を指名。古い盟約があり、守仁は命令に背けば罰が下ってしまうという。

渋々受け入れる守仁の前に、家のガラスを突き破り現れたニコ。昔からポンコツなニコだったがそれは相変わらず。ニコはと言えば、久しぶりの守仁との再会にときめきを隠せない年頃の女の子だった。

対してクールな守仁。二人は同居することになりニコは魔法を披露するが、それからはトラブルの連続なのだった。

呆れる守仁だが、守仁には一つの使命があった。実は、ニコには一年以内に災いが起きるという予言が出ており、それを回避する手段は使い魔が守護することだという。

本人が起こすトラブルを対処しながら、降りかかるという災いの護衛に付く守仁。鬼の力を持つ使い魔と天然魔女との同居生活が始まる。

【感想】

スケットダンス、彼方のアストラの著者、篠原さんの最新作。二作とも好きなファンとしては期待の一冊。

現代を舞台に、ドジで天然な魔女と鬼の力を持つ使い魔とのドタバタが繰り広げられます。

基本的には作者お得意のギャグを勢いよく重ねていくコメディ。最終的には「災いから守る」という目的があるものの、1巻はニコのトラブルを守仁がカバーするという流れ。ニコの魔法と守仁の鬼の力がスパイスになって、1話通して読むと少し捻ったギャグの作りになっているのはこの作者さんの流石なところです。

ニコがぞっこんで守仁がそうでもないというこの構図も面白いですね。守仁は不器用というよりは真面目でしっかりしたタイプなので、ニコのようなタイプは妹くらいの感覚でしょうね。まあこの作者さんはラブコメと言うよりは通常のコメディにほんの少し恋愛を混ぜるくらいがちょうどいいので、恋愛に振りすぎない方が面白いと思います。

ギャグの質は相変わらず高いので素直に面白い。あとはストーリテリングも非常に上手な方なので、設定がしっかりある分そこにも期待。普段おちゃらけていたところからシリアスに持って行くときの展開の仕方が本当に上手い方なので、魔法・鬼の力の活用や災い等の設定が今後どう転がっていくのか楽しみです。

 

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