東京卍リベンジャーズ / 和久井健 24巻 感想 【ネタバレあり】

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10年前にタイムリープしたタケミチ。
高校二年のみんなは少しだけ大人びていた。

東卍が解散して二年。勢力は「六破羅単代(ろくはらたんだい)」「梵(ブラフマン)」「関東卍會(かんとうまんじかい)」の三チームの三つ巴状態。

関東卍會を率いるマイキーの本当の救いのため、タケミチはマイキーをぶっ飛ばすことを決意する。

ドラケンから連絡があり会いに行くタケミチ。そこへ六破羅単代のトップ、サウスが現れる。

ドラケンをスカウトするサウスだが、引退したというドラケンは一切を拒否。そこへ梵も現れ現場は騒然。警察騒ぎになりその場は収まった。

梵はマイキーに対するため、タケミチを欲していた。またドラケンは実は梵に属していたのだった。

マイキーを取り戻したいドラケンと関東卍會を潰したい梵とは利害が一致しており、手を組んでいる。しかしタケミチを巻き込むことを良しとしないドラケンは梵に食ってかかるが、マイキーに近づくための近道と考えたタケミチは梵に入ることを決める。

梵の首領、瓦城千咒。小柄な見た目とは裏腹に戦闘力は並外れている。千咒の元、タケミチは梵を通してマイキーを救うための一歩を踏み出す。

【感想】

今度は10年前。マイキーを救うために動き出すタケミチ。最終章を大々的に謳っています。

マイキーの闇はだいぶ前からほのめかされていましたが、ここにきて本格化しましたね。

当初はヒナを助けるという目的でタイムリープを繰り返してきて、何とか達成したところで残ったしこり。

ヒナと仲良くハッピーエンド、とならないのは不良漫画の宿命だったりするのか何なのか、男同士の繋がり、お世話になったボスの救いを求めてラストまで駆け抜けるその序章の巻。

東卍がなくなり勢力図は変化。マイキーがトップに立つ関東卍會に対するため、梵(ブラフマン)という組織でドラケンと共に活動していくタケミチ。

六波羅単代の方はイかれた強さのサウスを始め、過去にも出てきたヤバいやつの集まりですが、梵の方は初代黒龍の面々や多少話の分かりそうな副総長。そしてトップは女子…?という、主人公が属するには納得できるキャラの立ったメンツ。

この巻は始まりの巻ということで、登場キャラ紹介と現況の説明、タケミチの決意表明で終わった感じもしますが、これから起こる様々な事件やトラブルの、嵐の前の静けさと言った雰囲気。

マイキー救出に向けて動き出す序章です。