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12年前に埋めたタイムカプセルを掘り起こすタケミチたち。そこにマイキーの姿はありませんでした。
それぞれが自分で埋めた物と手紙を懐かしみます。そしてマイキーの手紙も読み、この場にマイキーは来ませんでしたが、離れていても繋がっていることを感じ、みんなの心に一区切りが付きます。
マイキーは既に、未来に自分がどうなっているかわからない、むしろマズいことになっているだろうと確信していて、こういう手紙を書いたということでしたね。この時点で最初からみんなで掘り返すつもりもなかったようで、ある意味一番安全な方法でみんなとの距離を保ったように見えました。
しかしタケミチには別のメッセージが。
それは、マイキーにはもう一人の人格があり、それを「黒い衝動」と呼んでいること。未来に自分が何をしているか分からないから関わらないで欲しいという忠告でした。
これまでも「もう一人のオレ」的な雰囲気はありましたが、ここにきて本人から告げられました。この根拠がどんなものかわかりませんが…マイキーだけがいない未来の理由がはっきりと分かりました。
ヒナとの結婚式を直前に控えたタケミチでしたが、マイキーが気になり梵天を探るように。そしてついにマイキーとの邂逅を果たします。
なぜこのタイミングで…と個人的にはタケミチを止めたいんですが…まあこの性格だからこそここまでやってこれたというのもあり何とも言えません。
ただ、ヒナのことを考えればこの行動にはならないと思いますが…どこまでもマイキーが好きなんだなと。
マイキーと二人になったタケミチ。説得を試みるタケミチですが、それも虚しく後ろから銃で撃たれてしまいます。
タケミチを撃ちその場を離れ、ビルの屋上に立つマイキー。全てを終わらせたいマイキーは飛び降りを決行。落下するマイキーでしたが、ビルの窓から手が差し伸べられます。タケミチは瀕死の中、落下中のマイキーの手を掴みます。
このシーンも中々人間離れしたシーン。銃を三発食らってこんなにも動けてますし、息も整ってます。その状態で落下する人間を途中で掴むというのもとんだ芸当なので、タケミチの火事場の馬鹿力は尋常じゃない。主人公は死なない。
そしてタケミチ渾身の説得はマイキーの心を動かします。本心は助けてもらいたかったマイキー。何やらエニエスロビー編のルフィとロビンを思い出すワンシーンですが…この想いのこもったタケミチの言葉でマイキーは動かされ、これがトリガーとなりタケミチはまた過去へタイムリープすることになります。
次は高校生編。これが最終章のようです。僕はとにかくヒナを最優先で幸せにして欲しいという思いがありますが、タケミチの性格では中々すんなり進みませんね。笑
それでもマイキーも助けたい、という気持ちは当然分かります。これこそ主人公なわけです。でも、もう一人のオレ問題の解決に具体策ってあるのかな…と心配になってます。
抽象的な気持ちと勢いだけで何となく収まるのも消化不良なので、マイキーの気持ちはもっと深堀りして欲しいですね。今のままですとちょっと足りない気がするので…。そして主人公らしく、全てを救って終わって欲しいです。
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