シャドークロス / スガワラスエコ 1巻 感想

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スーパーのレジで働く赤城冬実。過去のとある出来事がトラウマで、他人に触れることが出来ず、触れてしまうと鼻血が出てしまう。

そのトラウマのせいで対人がひどく苦手で、仕事も上手くいかず周りに迷惑をかけることもあった。

しかし接客業で人と接することで、いつしか自分を変えてくれる誰かに会えるのではないかと希望を抱いていた冬実。実はある一人の常連の男性が気になっており、その男性の佇まいに勇気をもらっていた。

ある日、屋上を誰かが占拠しているので注意してくれと頼まれ屋上に上がると、そこにいたのは例の男性。一人でダンスを踊っていた。

彼の名は長尾忍。競技ダンスのダンサーだが、今は相手が居らず一人で練習をしていた。

彼のダンスに感動した冬実は、長尾に誘われ一緒に踊ることに。人に触れることが出来なかった冬実だが、長尾と手を繋いでダンスを踊ることが出来ている。
しかしそれも束の間、トラウマによる鼻血が出てしまいその場を去る冬実。

後日、謝罪をしに現れた冬実はトラウマのことを長尾に話した。そして、少しだけでも人に触れられたことに希望を見いだし、ダンスを教えて欲しいと長尾に頼み込む。

相手を捜していた長尾にとっても、悪い話ではなかった。こうして二人は競技ダンスのパートナーとなった。

【感想】

対人にトラウマを抱えた若い女の子が競技ダンスに挑戦する物語。少ない登場人物でトントン拍子に進んでいくので読みやすいですね。

主人公は女性。トラウマ克服の兆しが少し見え、長尾のダンスに感動したこともあってこれが「自分のやるべきこと」だと言わんばかりに競技ダンスを始めます。中々思い切りのいい性格というか、元々「何か」を探していた、という風に言った方がいいのかな。とにかく流れるように主人公の感情が動いていきます。

体質についてはどこまで障害になるのかわかりませんが、1巻の時点でもうほぼ克服したも同然なのでは、と思わせてくれますので、このまま普通のスポーツ漫画として練習を重ねて上手くなっていき結果を求めていくのかもしれません。
ただ長尾の元パートナー絡みの話は割と重要なところのようなので、初めはここがメインになりそうですが。

若い男女同士ですが、男側が恋愛に発展することはないと完璧に言い切っているのが面白いですね。過去が関係していそうですが、ここを吹っ切れるかどうか、それによって恋愛要素も絡んできそうです。

展開はかなりスピーディですが、実際1巻時点はスタート地点に立ったところ。キャラの環境がそもそも競技ダンスを始めるところまで達していなかったということもありますが、本格的には2巻からですね。

競技ダンスと言うと「ボールルームへようこそ」が飛び抜けて面白いので、それと比べてしまうと厳しいのですが、スポ魂的な流れになるのか、キャラの心情を描くのがメインになるのか、その辺で他作品と差別化がされていくのかなと思います。

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