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前回のデート以降、進展がない二人。
現状に甘んじている信子だったが、阿部から「恋にこのままなんてない」と諭される。
入江もまた、金子に気を遣われ、自分の好意に素直に少し素直になれた。
入江は信子をデートに誘い、動物園へ行くことに。二人楽しんだ帰り道に入江は、信子に伝えたいことがあると切り出す。
【感想】
いよいよ…?といった3巻。本当、阿部さんと金子さんがキューピッドとしての役割をしっかり果たしていて安心。しかも二人ともとてもいい人。
お互いがお互いを牽制し合って、それを俯瞰して見るというのがなんとも贅沢な気持ちになりますねえ。確かに、相手の気持ちなんて分からないよねと、二人に言いたくなります。
動物園の日、雨かもしれないという話になったときの信子の「傘を差して行っても!」発言、絶妙だな~~。入江くんも救われたと思います。ここのシーンは本当良かった。
二人とも感じている、好きな気持ちがバレるのが怖いということ。その臆病な心の動きがよくわかって、尊い。素晴らしいです。
両者視点が頻繁に描かれるので、どちらかに感情移入という構図になりにくいのですが、二人とも正直似たもの同士なので、どちらにも感情移入出来るという意味ではこの見せ方で大正解。
遅からずお付き合いかと思いますが、まずはこの入江くんの勇気を見届けます。