遅くなりましたが、マンガ大賞2021の二次ノミネート作品をまとめた記事です。
各作品の1巻の記事に飛ぶだけですが、一つのまとめとして活用出来れば。
僕の文章はショボいですが、作品はどれも面白いので是非。
☆大賞 葬送のフリーレン / 原作:山田鐘人、作画:アベツカサ
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勇者たちの、旅が終わった後の後日譚を描く斬新なファンタジー。
長命のエルフが主人公というのがミソで、周りの人間とは違う時間を生きる様がしっかり描かれます。これは後日譚としては非常に良い設定。語り部が生きたキャラクターになるのは素晴らしいです。
☆2位 チ。-地球の運動についてー / 魚豊
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地動説がまだ信じられていなかった時代の、一人の少年の物語。主人公が地動説に心を動かされ、理にかなった行動が出来なくなっていく様が丁寧に描かれていて、曲げられない信念がある人はかっこいいなあと思います。
☆3位 カラオケ行こ! / 和山やま
あり得ないシチュエーションとギャップで読ませるコメディ。中学生がヤクザにカラオケ指導する漫画。なんだそれ…。間が独特でセリフにキレがあり、すらすらと読めて、かつ、くすっとさせられるシーンも多いです。
☆4位 水は海に向かって流れる / 田島列島
高校生の主人公を中心に、狭いコミュニティでの人間関係をじっくりと描いた作品。
爆発力はないものの、各キャラのやりとりや心の動き一つ一つが妙にリアルで、と思えば少しとぼけた感じは漫画風でもあって、なんだか不思議な作品。
☆5位 【推しの子】 / 原作:赤坂アカ、作画:横槍メンゴ
特殊な輪廻転生もの。第1話の完成度が高く、タイトルの妙もありなるほどと思わせる、期待度の高い作品。双子の子に転生。記憶や知識は前世を引き継ぎ、体だけが赤ん坊に戻ったということでコメディチックなシュールさもあり面白いです。
☆6位 怪獣8号 / 松本直也
同じ夢を持った幼なじみ二人。かたや夢を叶え、かたや夢を諦め。諦めた32歳男が主人公。怪獣の出現が地震と同じようなレベルの災害という設定で、怪獣に対してどう立ち向かうか…という話かと思いきや、主人公が怪獣になってしまうという展開。シンプルにわかりやすく、かっこいいシーンを描ききっている少年心をくすぐる話題作です。
☆7位 女の園の星 / 和山やま
女子校を舞台にしたコメディ。独特のセリフ回しとシュールなギャグ展開が癖になりそうな作品。ギャグ漫画というよりは、日常系コメディと言ったところ。不条理さは感じさせず、どこにでもありそうなシーンを切り取りつつ味付けしたようなリアルさが、親近感があって面白いです。
☆8位 メタモルフォーゼの縁側 / 鶴谷香央理
女子高生とおばあちゃんの、BL漫画を通した優しい繋がりの物語。お互い、誰かと話したかったという欲をぴったり埋められる関係になり、これはとても良い出会いだなとほのぼのします。ノスタルジックな雰囲気がとても心地よく、年の差なんのそので仲良くなっていく二人が微笑ましい。おすすめです。
☆9位 九龍ジェネリックロマンス / 眉月じゅん
舞台は香港に実在したスラム街、九龍(クーロン)。ただの恋愛ものに留まらない独特な世界観で、廃れた雰囲気やスローなテンポ、大人向け恋愛が好きな方にはおすすめ。ファンタジックな設定もあり、現代・未来・「過去」も交えた時が交差する物語は見物です。
☆10位 SPY×FAMILY / 遠藤達哉
これは面白い疑似家族モノ。
仕事の出来るスパイと殺し屋が、ミッションのためとはいえ普通の世界で、名門入学という正当なやり方でミッションをクリアしていかなければならないという目的が最高です。冷徹で任務のためには心を鬼にする主人公が、偽物であれ家族を持ったことでいつもの自分らしさを失っていく様子は、人間的でとても格好いいです。
★まとめ★
今回はどの作品も読んで損はないかと思います。基本、マンガ大賞二次ノミネート作で微妙だと思ったことはないのですが。
こういったピックアップ企画は、知らない作品に出会うきっかけになるので有り難いです。「メタモルフォーゼの縁側」に関してはこれで知りましたが、正直このノミネート作の中でも上位にしていいくらい好きでした。
次に読む作品に悩んでいる方は、参考になるかと思います。過去の受賞作を調べてみるのもいいかもですね。