まどろみバーメイド / 早川パオ 1巻 感想

まどろみバーメイド / 早川パオ 1巻 感想

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3.0

屋台でバーを営む女性バーテンダーの雪。気まぐれに店を開いては、立ち寄ってくれた客の心に響くカクテルを提供する。

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【感想】

女性バーテンダーと客との繋がりを描く作品。主人公の雪は知識も豊富で腕も立ち、バーテンダーとしては一流のようですが、店は持たずふらふらと屋台でお酒を提供しています。

雪を含め女性三人で同居をしていて、この辺は細かくは描かれないのですがあとの二人もバーテンダーらしいです。堅実に店を持っているしっかりした性格の騎帆、ずぼらで軽めの性格ですがフレアの技術はピカイチなバーテンダー日代子。
雪だけ地に足が付いていない状態ですが、自分がバーテンダーとして働けるベストがこの店の出し方ということなのでしょう。しかしやりくりは厳しそう…。そもそも長続きするスタイルでもなさそうで心配。

ただ、作品としては屋台でバーというのは奇をてらっていて雰囲気は良いです。雪の寝ぼけたキャラも良い。

ですが、来るお客さんのノリのせいかあまり良いエピソードに思えないという残念な部分もあり。特に今作に出てくる男性キャラはことごとく問題がある(ように個人的には感じてしまった)人間で、人情モノを描くにはちょっと惜しいなあと思います。
やはり、人の悩みや苦しみ、心の隙間などを埋める役割を雪には担って欲しいし、客側には救われた気持ちになって欲しい。

接客が上手くいかない女の子の話は唯一、大筋は良く思えました。これもクレーム付けるおじさんが気にはなりましたが…。まあ悪いのは女の子の方ですけど…「感じ」があまり良くない。
せっかくのお洒落な雰囲気に客側がどうも合っていなくて温度差を感じてしまいました。移動式バー、設定は面白そうなんですが…。

最後、傷ついた女の子のお客さんに対して納得できるカクテルを提供出来ず旅に出るという、これはマイペースですが妥協をしない雪の面白いところ。
雪のキャラを活かしてお客さんを喜ばせてあげる、素敵なエピソードを期待したいです。

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