鬼滅の刃 / 吾峠呼世晴 19巻 感想 【ネタバレあり】

鬼滅の刃 / 吾峠呼世晴 19巻 感想 【ネタバレあり】

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5.0

伊之助とカナヲをいたずらに挑発する上弦の弐、童磨。自らの氷の分身を作り出し伊之助たちの相手をさせ、自分はその場を後にしようとする。

氷の分身ですら伊之助達を食い止めるには十分だった。童磨は外に出る扉に手をかけた。その瞬間、童磨は顔から腐り落ちていく。

しのぶの毒だった。しのぶは元々上弦の弐には、自分たちの実力では勝てないと踏んでいた。上弦の弐の性質、女を食うという情報を死んだ姉から聞いていたため、しのぶは自分の体に高濃度の藤の花の毒を巡らせ、自らが毒となる攻撃手段を既に進めていた。つまり、上弦の弐と相対したときには、しのぶは死ぬことを始めから覚悟し臨んでいたのだった。

そして、戦いはその通りに進んだ。致死量の700倍というその毒は、童磨の体をみるみる蝕む。通常の再生が出来ない。氷の分身も保てなくなっていた。

鬼は首を斬ることが確実な殺す手段。カナヲは決死の覚悟で童磨に近づき、自身の目を犠牲にした終の呼吸を使い抵抗する童磨の首に刀を掛ける。そして伊之助の追い討ちにより童磨の首は斬り落とされた。

母親の仇を討った伊之助。姉の仇を討ったカナヲ。二人はそれぞれ、自分を守ってくれた最愛の人を思い出しその場で涙するのだった。

場面は変わり、伊黒と甘露寺は、上弦の肆と鉢合わせる。既に肆は補充がされていた。
周りの建物を自在に操る上弦の肆。殺傷力は低いが、煩わしさは最大級。時間のない鬼殺隊にとっては厄介な相手だった。

時透は、上弦の壱に出会う。上弦の壱は、元々は鬼狩りで呼吸法を使う。上弦の中でも圧倒的な威圧感を誇っていた。人間だったときの名は継国巌勝。時透は、継国家の末裔、つまり上弦の壱の子孫だという。

月の呼吸の一振りで、時透は左腕を失う。
捕らえられてしまった時透。遠くから玄弥がこっそり狙っていたが、気付かれ玄弥の両腕も落とされる。胴も切断されるが、鬼喰いである玄弥はまだ生きている。止めを刺されそうになるその時、現れたのは兄、不死川実弥。不死川と上弦の壱との一騎打ち。上弦の壱と対等に渡り合う不死川だが、月の呼吸の型を受け血を流してしまう。しかし、不死川の血は鬼を酩酊状態にさせるという稀血だった。

徐々に押される不死川はダメージを負いながらも応戦するが上弦の壱には一太刀も浴びせられない。そこへ、悲鳴嶼が駆けつける。不死川を休ませ、悲鳴嶼は上弦の壱との相手をする。しかし、余りに強すぎる上弦の壱に対し、悲鳴嶼は対無惨に残していた奥の手をここで使うことを決める。

【感想】

上弦の弐、上弦の壱との戦い。全てがクライマックス。どんどん終わりに近付いていくようです。

まず上弦の弐はしのぶが捨て身の毒。喰われることを想定していたというしのぶの攻撃が、見事にヒット。思惑通りに上弦の弐を倒すことに成功します。ただでは死にませんでしたね…しのぶの死はあっさりだったので、この展開は最高。死んでからもなお食らいつくしのぶの強さ、執念が見事でした。

鬼滅の刃 19巻 161話

カナヲ、伊之助の仇ということで、最後は全員で押し込むという、全員が思いを晴らす一撃。伊之助はあんなキャラですが、物心つく前に守ってくれていた母親の存在を初めて感じ泣く姿が印象的。
そして、カナヲの涙も。泣かないことで自分を守っていた子供の頃。それが癖になり感情も表に出さずましてや泣くことなど出来なかったカナヲが、姉たちの姿を思い出し見せる涙に、読んでいる側も熱くなります。

鬼滅の刃 19巻 163話

上弦の肆は次巻ですかね。伊黒はまだ登場回数が少ないので謎な男ですが、甘露寺と良い雰囲気というよくわからない関係。甘露寺のお茶目な戦いが今回のハイライト。

そしてそしてついに上弦の壱。やはり実力は群を抜いているとのことで、時透、玄弥、実弥、悲鳴嶼とどんどん加勢が現れます。それでも傷一つ与えられていないという圧倒的な実力差。悲鳴嶼は鬼殺隊のトップだと言われていますので、上弦の壱との戦いは必然。次巻はかなり見物です。

実弥は今回弟の玄弥を助けに入りますが、こんなキャラだったかなあという…笑
いつの間にこんなに素直に自分の気持ちを恥ずかしげもなく言えるようになったのかと。もっと不器用で口が悪いのが実弥だったので、本当はもっと熱くなるシーンなのに少し戸惑ってしまいました…。笑
玄弥はもう鬼と同じで首を斬られない限り死なないのかな。再生は鬼ほどではないにしろ。上弦の壱も、腕を切るも首を斬るも同じだろうに、首斬っちゃ終わっちゃいますから、優しい。

かなり余談ですが、不死川実弥のCVについて、こういう血気盛んなキャラは、とあるのアクセラやヒロアカの爆豪がどうしても重なってしまって、絶対に岡本さんだと思っていたら、違いました。
でも関さんだったんで何だか予想のその上を行った感覚で、ああ…なるほど…と妙に納得した覚えがあります。鬼滅のアニメのキャストは納得感が高い。

さて悲鳴嶼との戦いが始まったとこで次巻になります。最終巻も近く、いよいよと言ったところです。

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