ダイヤのA actⅡ/ 寺嶋裕二 16巻 感想 【ネタバレあり】

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夏前の練習試合を終え、各選手に背番号が与えられた。
練習試合でその成長ぶりを遺憾なく発揮した沢村は、ついにエースナンバー、背番号1を背負うことに。

抽選会が終わり各チームのトーナメント表が発表された。稲実とは決勝で、薬師、市大三高とは準決勝。別れた組み合わせとなった。

シードの青道、初戦の相手は由良総合工科に決まる。片岡監督の恩師、前青道監督の榊が指揮を執るチーム。

エースとしての初試合、初マウンド。緊張の取れない沢村だが、練習試合で見せたピッチングを披露できるか。

【感想】

ついに、沢村にエースナンバーが与えられました。
落合コーチの言うとおり、確かに変化によるリスクは怖い。
特に、沢村は降谷を追いかけているときのモチベーションが何よりも成長に繋がっているようだったので、いざエースとしてチームを引っ張ることになったとき、精神的に安定出来るのか不安ではあります。

ただ、これを乗り越えたとき、次のステージに行けることは間違いないです。降谷はそれが出来なかった。圧倒的な力を持つ本郷に投げ負けたことで、よりプレッシャーがかかってしまったことも大きい。

沢村はバカだアホだ言われていますが、本当はそんなことなくて。降谷がすごいライバルだと認識していて、それでもエースの座を奪えたということの意味をちゃんと理解しています。
頭では理解しているんです。あとは、体が追いついていくかの勝負。精神的な安定があれば自然に体をほぐしてくれるので、周りのサポートや声掛けが特に重要になってきます。

全員野球を掲げる青道、これからエースの沢村とチーム全員で駆け上がるのを見られるのが、楽しみです。