バトゥーキ / 迫稔雄 4巻 感想 【ネタバレあり】

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広田先生のレッスンにも慣れてきたところで、一里たちは「輪(ホーダ)」に加わる。

ホーダとはグループで輪になり順番にジョーゴをするゲーム。ここで一人大きな存在感を放つ咬泉(こいずみ)と、女性でありながら鋭い目つきで挑戦的な性格の羚(れい)と出会う。

ホーダではよく動き注目された一里。ただ、羚にはジョーゴで完全に敗北してしまう。

その夜、BJパネルのターゲット、合気道の達人、稲荷に目標を定め仕掛ける一里。
裏路地で地の利を活かし勝利した一里だが、羚に一部始終を見られてしまう。

一里が何故戦うのか、興味津々の羚だが、一里は突き放す。両親を救うため仕方なく、強くなるしかない一里は孤独に苛まれるが…。

ある日、突然背後から狙われる一里。相手はBJパネルのターゲット。今までは仕掛ける側だったが、今回は仕掛けられる側にされてしまった一里。
不意をつかれるも、敵が柔道の達人と見抜き応戦。一里はカポエイラで勝利できるか。

【感想】

一里は一人、孤独で戦っている中、ずかずかと入り込んでくるキャラが登場。羚は一里のただならぬ雰囲気にかなり興味を持っていますね。
今まで誰にも打ち明けず戦ってきた一里にとって、それは幸か不幸か、少なくとも、悪い方には向かないと思います。

当然、知られたくない、放っておいてくれという気持ちが先行しますが、一里はまだ高校一年。何もかも背負うにはあまりにも若すぎる。
この作品の雰囲気からか心の強さが濃く見えがちですが、少しアンニュイなシーンがあると感情移入もしやすくなりますね。
一里が机に突っ伏して孤独を感じるシーンが印象的でした。

合気道の敵は強烈キャラでしたが一瞬でしたね。みぞおちにつま先キックはやばい。

そして柔道怪力女。圧されていますが、まだ手の内を明かしていない一里の優位性。
決まるときは一瞬でしょうか。これまでよりかなりの強敵のようですので、どう攻略するのか見物です。

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