乙嫁語り / 森薫 14巻 感想 【ネタバレあり】

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狩りの修行から戻ってきたカルルク。ロシア侵攻の関係でアゼル達に用事が出来、その間の帰還です。

結婚して1年なんですね。なんだかあっという間というか、まだ1年なのか、と言うか…アミルとカルルクのやりとりはいつ見ても微笑ましいです。

今回のメインはアゼル達です。

「町の者」と「草原の者」手を取り合ってロシアに対抗するため、その関係をより強固とするために結婚を申し出られるアゼル達。

草原の女は弱い男を婿にはしない、ということで「馬競べ」という対決をすることになりました。

ここからは森さんの趣味ゾーン。笑
ということで馬が闊歩する様、アゼルと草原の女との対決がこれでもかと描かれます。

目的地まで馬を走らせ、そこに刺さっている矢をスタート地点まで早く持って帰れた者が勝利、というゲーム。

一人圧倒的に強い女性がいます。乗っている馬もテケ族の馬というとにかくポテンシャルの高い馬。

乙嫁語り 14巻

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初めはアゼルも追いかける一方ですが、途中足場の悪いところでアゼルが仕掛けて逆転。矢を手に取ったアゼルは後は戻るだけ…と思ったら草原の女は暴力で奪い返して来るという…。

アゼルは逆にこういった女性に燃えますよね。

矢を奪われたアゼルですが、ここからは圧巻の馬上での戦い。こんなん無理でしょ、と思いつつアゼルはその女ごと抱え込みゴール。そんなんありかと思いつつ、まあアゼルが矢ごと抱えてゴールしたということで草原の女も負けを認めます。

その女性の名はジャハン・ビケ。アゼルは彼女との結婚を申し出ます。

ちなみにバイマトとジョルクも一緒に選ぶことに。

ジョルクは戦いの最中で声をかけられた、何だか調子の良さそうな女の子、リャザット。

乙嫁語り 14巻

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バイマトは、ずっと顔を隠している女性のことが気になっていました。どうやら前の夫がろくでもない奴で顔を火傷してしまったとのこと。

そして、彼女を選ぶバイマト。このバイマトは格好良すぎます。

「好きに選べと言われても 誰にも選ぶだけの理由がない。男に傷をつけられたというのなら 男として彼女を選ぶ理由がある」

素晴らしすぎて…。

乙嫁語り 14巻

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そして婚礼のパーティー。そしてそのまま夜へ。三人、それぞれお似合いの夫婦になりそうで嬉しい。同盟を結ぶための結婚とは言え、これから長く一緒にいるパートナーですからね。

最後はちょこっとアミルとカルルクのいちゃいちゃ。カルルクはアゼル達のところに戻ってまた頑張るんですよね。アミルは僕が守る、というカルルクの意志が眩しいです。

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