ダイヤのA / 寺嶋裕二 43巻 感想 【ネタバレあり】

ダイヤのA / 寺嶋裕二 43巻 感想 【ネタバレあり】

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薬師戦の序盤。
三島を捉えた青道打線ですが、リリーフで出てきたのはなんと轟雷市。ストレート一本の轟ですが、パワーと荒れ球のみで青道打線を完璧に抑えます。

対する川上、立ち上がりは悪くなく無失点を続けますが、打席に立った際、轟の投球をバットの根元で打ってしまい右手に痺れが。
投球にも影響し、薬師打線に捕まってしまいます。

4回降板の川上。緊急登板したのは、沢村でした。ランナーを背負った中でのリリーフ。薬師打線を止められるのか。そして、雷市との勝負は…。

【感想】

川上が…川上…。

無惨にも打たれる…。やはり降谷と沢村を立てるしかないという悲劇。でも良かったです。しっかり川上を描いてくれて。
結果はどうであれ、誰でもスポットを当ててくれるのがダイヤのA。そう…そういうことです…。

しかし一話目、コーチャーにまで出番を作ったのはすごい。プロット段階で、活躍させる方法をそれぞれの立場から逆算しているのでしょうね。

あと、倉持と春市のダブルプレーは口ぽかんでしたね。川上の思いが裏目に出るかと思われたシーン、もう一回やれと言われてもできない奇跡プレー。
たぶん、プロでもこれは出来るか出来ないか。倉持の守備は既にプロに匹敵してます。

急造かと思われた雷市のピッチングはしっかりと機能していてびっくり。きっと長くは続かないでしょうが、数回0にすることが、とてつもなく大きい。
隠し玉はあればあるほど良い。短期決戦だからこその作戦。薬師のなんでも采配が功を奏す分かりやすい場面。まあ、実力があってこそではありますが。

今回、スタンドからいろんな人が観に来ていますが、注目は成宮。
がっつり打たれた後、初めての顔出し。落ち着きが出たのかなんなのか、普段のおちゃらけた雰囲気は見せず。
セリフも、今までは出なかったようなものばかり。こちらも何か覚醒した?と思わせる久しぶりの登場。

ほか、新一年生となるキャラも数人出てきて二部への布石。
ただまずは秋大会の結末。同点とされた青道は沢村で果たして切り抜けられるのか…。

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