ダイヤのA / 寺嶋裕二 42巻 感想 【ネタバレあり】

ダイヤのA / 寺嶋裕二 42巻 感想 【ネタバレあり】

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決勝に勝ち進んだ薬師と青道。
足を痛めている降谷は、決勝は投げられても1イニングと診断されます。

先発は川上で確定。リリーフは沢村ですが、過去轟に打たれている沢村は新たな武器、ツーシームを身につけるべく試合前に練習。その中で、最後に投げたストレートに大きな可能性を感じます。

また、御幸の異変を察した倉持。白州にも相談し、悩んだ末試合後まで見届けることを決意。怪我を押して、御幸は決勝の舞台に上がります。

樋笠の犠牲フライで1点を先制した青道。川上は先発として試合を作れるか、果たして、轟を抑えることはできるのか…。

【感想】

始まりました、薬師戦。
…の前に、前日憚。

轟に過去、2発浴びている沢村は薬師にはやられっぱなし。リベンジとなりますが、舞台は決勝。監督達も慎重な采配となります。

川上が完投とは考えづらいですし、まあ100%沢村の出番はありますが、そこで魅せるための伏線はしっかり用意。
どこで出番となるかが重要で、楽しみなところです。

また、倉持が御幸に気づきましたね。
小湊兄の時も結局言わなかった倉持。同学年の御幸に対してどういう判断をするのか見物でしたが、まさかの本人に。

「そこまで意地 貫くなら 最後まで貫け 勝ってから倒れろ!!」

か、かっけ~。
倉持はおちゃらけているように見えてかなり繊細なキャラなので、びしっと決めると、決まりますねえ。
元々周りが見えるキャラで、騒ぎがあればある意味御幸よりも俯瞰して状況判断できるタイプ。沢村がイップスになった時は一番に気をかけ、御幸と前園が喧嘩している時は中立の立場で意見を示してました。

ただ、ここぞという発言力や行動力が今までなかったので、これはなかなか良いシーンでした。

さて薬師戦ですが、ついに川上にスポットが。
成孔戦でも少し出番がありましたが、ついに先発。轟には打たれたものの、二年生としての意地で無得点。
どこまで結果を出せるか…行けるならとことん…しかし…沢村の出番を期待してしまう自分もいる…だって主人公ですし…。

あとこの巻では地味に、白州に注目。
白州のモノローグは初めてなのでは?という、貴重なシーン有り。
二年生スタメンとして御幸、倉持に次ぐキャラですが喋らないのでキャラが薄く凄さがわかりにくい。

白州は実は凄い、というのはしょっちゅう言われてますが、地味なのは変わらずここまできてしまいました。しかしここでファインプレー二つにバスターエンドラン。さすが、三年もいる中でのスタメンを勝ち取るだけはあるプレー。

キャラが薄いのは仕方ないとして、がっつり思いを吐露したのは印象深い。脇キャラにも手を抜かない感じが好感高すぎますね。

1点はすんなり取れた青道ですが、相手は真田がまだ。ここからが勝負です。沢村の出番と、試合を決める伏線、要因は何になるのか、楽しみですね。

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