ダイヤのA / 寺嶋裕二 39巻 感想 【ネタバレあり】
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成孔学園との準決勝後半。
降谷の力投で青道リードのまま後半を迎えますが、
8回からは沢村へ継投。
ここまで見事に「エースとして」のピッチングを披露した降谷。感化されマウンドに上がった沢村ですが、4番の長田にホームランを打たれ同点にされてしまいます。
動揺するかと思われた沢村でしたが、後続をなんとか打ち取り、同点のまま延長戦へ…。
【感想】
降谷の力投は、エースさながら。青道では実質は1番を背負う降谷がエースと呼べますが、まだまだ誰からも認められたわけではない、後ろには沢村も川上もいる。
そんな中で、このピッチング。エースと呼ばざるを得ない、圧巻のピッチング。
一歩先を行かれた沢村は、ホームランを打たれてしまい、昔なら降谷との差に焦り、自分の弱さを嘆き、動揺して崩れるところ。
そこを踏ん張った。牽制アウトにしたシーンは少し驚きました。
御幸も、他のチームメイトも驚いていましたが、これは今までの沢村では絶対になかったシーン。
そのまま後続を断ったことで、また成長した。そのシーンは御幸視点で描かれますが、まさに読者代弁。しつつ御幸の気持ちも乗っかって良いシーンでしたね。
延長戦となってしまいましたが、その前の小川の、御幸への体当たり。
ここで御幸の見せ場。体当たりされてもボールを落とさなかったキャッチャーの格好良さたるや…。
ベンチでもしれっとしている御幸ですが、最終ページにて御幸のアップ、大量の汗…これは…嫌な予感が…というところで次巻です。
怪我をさせるほどのラフプレーは厳重注意モノで、小川も反省をしなければならないところです。
気持ちが走るのは良いことですが、これは成孔メンバーとしても言っとかなきゃならないですね。そういうシーンはないですが。
ただ、小川は元々メンタルに問題が…と言及されてきたのでこのシーンもその一つでしょう。
褒められるプレーではないですが、これが小川の頭に残って、反省するなり糧にするなりなんなりしてくれれば、また一つの成長です。
ただ、人に怪我させてまでってのはまずいので、御幸への謝罪でもなんでも描いてくれると嬉しいです。
同点のまま延長になってしまいましたが、ここから小川を崩す流れはどうするのか…楽しみです。
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