ダイヤのA / 寺嶋裕二 32巻 感想 【ネタバレあり】
ダイヤのA(32) (週刊少年マガジンコミックス)【ネタバレあり】
鵜久森vs青道。秋大会三回戦。
稲実に競り勝った鵜久森との試合が始まります。
梅宮のホームランから始まり、すぐさま御幸や前園のタイムリー。
初回から激しい点の取り合いとなります。
御幸と前園は前の巻で大喧嘩をしていますが、試合での目的は同じ、お互いがお互いを、選手としては認め合いプレーを続けます。
途中、降谷がベースランの際、足を気にするシーンが。
ピッチングには影響ないようですが…。
その後は青道リードで終盤となりますが、後半で鵜久森の過去シーン。
事故により車いすとなってしまった鵜久森の松原。元々は選手としてそれなりに期待されていたため、本人にとっては絶望的な事故でした。
それでも、甲子園の夢を捨てられなかった松原はマネージャーとしてチームに。
当時やさぐれていた梅宮は、そんな松原の姿勢に心を動かされ、松原の夢に乗っかることに。梅宮にとって松原は、いつしかとても大きな存在となっていました。
松原を応援したいチームメイトも加わり、一段と団結力の強いチームが出来上がり、ここまで勝ち上がってきています。
この過去シーンを挟み、鵜久森の反撃が始まったところで次巻へ。
【感想】
鵜久森の強さの裏付けとなった過去シーン。
それぞれのチームにそれぞれの思いがあり、負けられないのはどこも同じ。
「気持ち」が勝因の大半を担うこのダイヤのAでは、こういったチームが強いです。
しかし、稲実が全然打てなかった梅宮を青道はガンガン打ててることにびっくり。
まあこれもデータをしっかり取り準備した結果なのでしょう。
ナベの功績は偉大ですね。
またこの巻では、多田野が偵察に来て御幸のプレーに動かされる場面があります。これが良いですね。
稲実の敗因となる投手と捕手の連携の甘さ、これが青道ではプラスに働くわけで、
この辺りの構成、さすがだなあと思います。
最後まで苦しめられる青道ですが、残りの回を切り抜けるのは…?
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