2.5次元の誘惑 / 橋本悠 1巻 感想

2.5次元の誘惑 / 橋本悠 1巻 感想

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4.0

部員一名の漫研でひたすらアニメを見ている主人公の奥村。特に、そのアニメに出てくる「リリエル」という女の子キャラには特に入れ込んでいた。

昔から三次元女子には痛い目に遭わされ、今となっては全く興味がない。興味があるのは、二次元だけ。

そこへ、部活見学としてやってきたのが天乃リリサ。漫画が大好き、というが、奥村一人でやっているこの漫研はもはや奥村の欲望のまま、エロにまみれている。

しかしそんなことは気にせずフィギュアに食いつくリリサ。着脱式のフィギュアに女子は理解しないだろうと思う奥村だったが、実際は真逆。エロさが惜しいとダメ出しをされてしまった。

エロ可愛いものが好きだというリリサ。悔しくも同士は邪険に出来ない奥村だが、リリサは、奥村の好きな「リリエル」にも相当入れ込んでいた。

「リリエルになりたい」というリリサは、コスプレの写真や動画を集めた「ROM」を作成したいという夢があった。そこで、リリエル愛のある奥村にそのカメラマンをして欲しいとお願いする。

元々は友達と楽しく活動していた奥村。今は一人だが、やはり誰かと好きなものを共有するのは楽しい。オタクとしては申し分のないリリサ。奥村は引き受けることにする。

早速試しにコスプレをするリリサ。三次元には興味ない、三次元なんて、と思っていた奥村だが、初めて見る好きなキャラのコスプレ姿。しかも、二次元からそのまま出てきたような完成度。恋愛経験のない奥村は、意識したくなくてもしてしまう。これは果たして二次元なのか、三次元なのか…。

【感想】

かなり際どい描写の多いラブコメ。エロ漫画の導入を彷彿させるような始まりでしたが、一応これ少年ジャンプ系列ですよね…。最近ジャンプでOKのラインがわからなくなってきました。

主人公は三次元には興味がない、と言ってはいるものの、元から興味がなかったわけではなく、小学生の頃は好きな子に告白したこともあり、上手くいかないから諦めた、というような印象。
二次元は本当に子供の頃から没入していたようなので、今は三次元との間に大きな溝は出来ています。ただ、リリサとの出会いで変わる余地は十分にある…まあ…男の本能的な部分ですねえ。

リリエル愛が強すぎるので、恋愛ものにおける「恋をしているという自覚」までが遠そうです。というよりも、そこに辿り着いたらもうゴールなのでは?というくらい。
ただ、リリサもただのオタクかと思いきや奥村を意識するシーンもあり、意外とそう遠くないのかも…。

後半、奥村を好きな幼なじみが現れ、停滞しそうな二人の関係に「恋愛」というワードを放り込める流れになりました。
最後はエロの引きで巻またぎとなりましたが、ラブコメの土台はかなり出来上がっているのでは。

1巻はサービスショット多めで始まりとしてはゆっくりでしたが、女の子はかわいいですし絵も上手です。ウブな二人が趣味の合う友達同士の関係からどう変わっていくのか、続きも気になりますね。

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