リィンカーネーションの花弁 / 小西幹久 1巻 感想
リィンカーネーションの花弁 1巻 (ブレイドコミックス)才能に恵まれなかった男の子に巡るチャンス。
主人公の男子高校生、扇寺東耶(せんじとうや)は、天才に劣る自分に劣等感を感じていた。
学業もスポーツも芸術も、トップクラスの成果を残しながら、それでも上には上が存在することに絶望し、そういった者達に嫉妬していた。そんなことから、常日頃何かしらの才能を欲していた。
そんな主人公に訪れるチャンス、それが「前世の才能を現世に引き出す」というもの。街で偶然殺人鬼に遭遇しますが、そこに現れたのがクラスメイトの灰都=ルオ=ブフェット。
彼女は剣道の天才で、例に漏れず主人公は嫉妬していたわけですが、実はその彼女は前世である「宮本武蔵」の才能を引き出していた、という。
【感想】
バトル有りの輪廻転生物。といっても才能を引き出すだけで、性格や意識はそのまんま。
この才能を引き出した者達が集まった組織があるっぽいのですが、目的や結成理由などは不明。
主人公の才能に嫉妬する感はすごいですが、組織の方はふわふわしてて全然わかりません。本の裏に超人続々登場!と謳っていますが、全然出てきてませんね…。
最初の肝は、主人公の前世が何なのかって話です。これは2巻。話の中で引き込まれる部分は今のところあまり感じられず。これは2巻で全て決まる予感。ただ、前世の才能というと、ノブナガンを思い出します。他にもありそう。意外とありふれてる…?
この作者の前作、「素足のメテオライト」が好きで、実はこの一巻は発売されたときに購入したもの。ただすっかり忘れ埋もれていました。
当時、コミックブレイドをずっと買っていましたが、今はWebのみになってしまいましたね…。
正直マッグガーデン以外から引き抜かれないかな、と思っています。他の雑誌で、他の編集の元で作品を描いて欲しいです。
オニグンソウさんはミラジャンで、サンカクヘッドさんはヤンジャン、筒井大志さんに至ってはジャンプですからね。
ただ、この「リィンカーネーションの花弁」、既刊11巻、人気もそれなりにあるようなので、
続刊も気になります。まとめて買ってみようかな。