ダイヤのA / 寺嶋裕二 31巻 感想 【ネタバレあり】
ダイヤのA(31) (週刊少年マガジンコミックス)【ネタバレあり】
稲実と鵜久森の試合。結果はまさかの稲実敗退。成宮打たれました。
稲実が破れ、青道にも戸惑いが。
そんな中、30巻にて相談の乗った渡辺について、御幸と前園が大喧嘩。
不安や迷いのある渡辺に対してかける言葉が違うだろうと、前園は御幸に対して激高します。
他のメンバーも動揺する中、御幸は…。
【感想】
まず、稲実、負けましたね。また言いますが、負けるべくして負けた、理由付けが面白い。
「責任感を強く持つことと、仲間を信頼しないことは違う。独りよがりな投手を、エースとは呼べんな。」
稲実の監督の、成宮に対するこの言葉は、成宮を更に強くするでしょう。
また、勝った鵜久森にもしっかり設定がありそう。
ヤンキーのようなピッチャー、梅宮。車いすでベンチから指示を出す松原。このチームも並々ならぬ思いがあるようです。
敵チームにも感情移入をさせるのは毎度ですが、素晴らしいですね。
そして、青道の亀裂。御幸vs前園。まあ、いつかこうなると思いましたが…。
これは、御幸がキャプテンになる際の前園の不安が的中。いわゆる、伏線ですね。
この場では、前園の意見が正しい。熱すぎるのであまり好きではないですが、言ってることは正しい。
周りのメンバーも、御幸を立てつつ、前園の言うことも分かる、複雑な心境。
チームプレイの重要な野球で、この問題は大きいですが、果たして鵜久森戦は…。
しかし、御幸の、前園に凄まれた後のコマ、汗をかいているのが印象的。
その話の最後のコマで御幸のアップがありますが、この表情はなんとも…御幸、大変だけどがんばれ…!