ダイヤのA / 寺嶋裕二 30巻 感想【ネタバレあり】
ダイヤのA(30) (週刊少年マガジンコミックス)【ネタバレあり】
七森との二回戦。
まさかの沢村先発。そのブルペンでなんと、インコースに投げることが出来ます。
本人は無意識ですが、実戦で使えるかどうか、沢村のイップス克服なるかという大事な試合。
結果、万全とはいかずともイップスをほぼ克服することに成功し、試合もコールド勝ち。
三回戦へと駒を進めます。
一方、メンバーの中に今の野球部に温度差を感じる選手が。
御幸はキャプテンとして相談に乗りますが…。
【感想】
沢村の成長に繋がる大きな巻。
試合はあっさり終わりましたが、次のステップへの大きな布石となりました。
温度差を感じているメンバーについては、
御幸は、確かに人として正しいことを言っていると思います。
「自分の意志で辞めるって言う人を、俺には止めることは出来ない」
そのとおり。前園のような熱血マンには出てこない達観した考え方で、好感が持てます。
ただ、この場面は違った…迷っているメンバーに、この発言では更に迷わせることになってしまいます。まずは、もっと話を聞くことから始めなければいけませんでした。
こういったところ、御幸というキャラの良いところで、完璧超人ではない、御幸も苦労しながら、考えながら、キャプテンとして頑張っているんだなあと、ますます応援したくなりますね。
活躍していないサブ側にもスポットを当てて、且つ御幸のキャラを掘り下げるというとても良いエピソード。まだ解決はしてませんが、この話がどう転がるかも地味に楽しみではあります。
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